諸葛正弥の教育論
教育に関する持論や新しい教育のあり方について、教師として、または保護者として、様々な切り口でお話します。(元タイトル:子どもの才能を伸ばす教育を)
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出師塾 多摩センター校 新規開校イベント第1回
本日アメイジングワールド多摩センター店にて、
出師塾 多摩センター校の新規開校イベントとして
「理科実験教室」を開催しました。

思ったより多くの子ども達が集まり驚きましたが、
久しぶりに小さな子ども達に理科実験を見せることができて良かったです。


実施内容は
①身近な野菜や果物の汁の色の変化を見よう
②オリジナルやじろべえをつくろう

以上の2つ。


そこでちょっとコメントを・・・

やはり、理科は理科実験室や教科書の中だけで終わるのではなく、
もっと身近な話題として感じてもらいたいですし、
何より「自分でもやってみたい」という気持ちが芽生えないと、
知識はいつまで経っても知恵になりません。

ですので、私達は家庭でもできる理科実験を通じて学ぶテーマに
理科実験教室を開催して参ります。


さて、本題に戻ります。

①身近な野菜や果物の汁の色の変化を見よう
 ・ムラサキキャベツ
 ・ナス
 ・みかん
 ・ぶどう

 それぞれの皮を取り、熱湯につけて色素を取り出します。
 
 そして、それぞれの汁をろ過し、
 
 ◆レモン汁(酸性)
 ◆重曹水<いわゆるベーキングパウダーを水に溶かしたもの>(アルカリ性)


 を加えると・・・

 あら不思議、
 
 ・ムラサキキャベツ
 ・ナス
 ・みかん
 ・ぶどう

 の汁の色が様々に変化していきました。


次に

②オリジナルやじろべえをつくろう

これは子ども達自身に手を動かしながら考えてもらうためのテーマです。

見ているだけで「へぇ」となるだけではなかなか学習は定着しないものです。
そして、理科を知識として覚えるより、常識を増やす方がずっと
活きた知恵になっていきます。


そのため、
直径1ミリのカラーワイヤーとビー玉を子ども達に渡し、
オリジナルのやじろべえをつくってみよう!

という課題を出しました。

これの難しさは
ワイヤーにビー玉をつける、ということ・・・

ここで手をつかって頭で汗をかくのが大切です。

ワイヤーを細かく曲げるために、
その力加減を考えたり、
バランス感覚や立体的な視野を養います。

そうは言っても
子ども達には難しいので
親御様にもお手伝い頂きながら、
ようやく、やじろべえが完成しました。

↓なかなか面白いやじろべえですよね!

20120318-1.jpg


また、どうやってワイヤーでビー玉を止めるのか、
というご質問もありましたので、
以下にアップしておきました。ご参考になさって下さい。
IVENT-001.jpg


ついつい夢中になって
出師塾の新規開校のお知らせや説明会のことが疎かに・・・

出師塾 多摩センター校 4月から開校します。

理科実験教室と中学受験の学習教室です。
 ・理科実験教室は年中、年長さんから、小学校6年生までと対象にしています。
  定員は各クラス12名です。

 ・中学受験の学習教室は小学1年生~小学6年生までが対象です。
  定員は各クラス15名です。

いずれも他塾よりも格安なお月謝を設定しています。
でも、教育および、中学受験のプロが監修する学習教室なんです。

世界でリーダーシップの執れる、
自分で考え、目標を実現することのできる子どもを育てる、
をテーマに授業を行なって参ります。

3月26日より
体験授業も実施しますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

多摩センター校のホームページはこちらです。
フェイスブックはこちら・・・皆さんの「いいね!」が力になります!

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中学受験は目的ではない
中学受験は目的ではなく、手段です。

そして、合格することは目標の一つではあるけれど、
決してそれは最終到達点ではありません。



けれど、

受験が終われば、すべてから解放される

という風に思っている受験生が
実に多いのもまた事実。



とても悲しいことです。








どこの中学に合格したか、

などということは、
実は大したことではなく、


結局、
その中学に行って、

「何をしたのか」

の方が大切なのですから、
テストで点を取る思考の習慣よりも、

「得た知識をどのように活かすのか」、
もっと言えば、

「なりたい自分になるためにどう使うのか」


という学習の習慣を身に付けていなければ
結局、どの中学校に合格したところで、
大きく羽ばたくことなく、

「ただ卒業しました」

というだけで終わるのです。


とはいえ、
点を取ることに対しては切磋琢磨する環境が
ありますから、有名中学で何とかついていけば
そこそこの大学に入ることはできるでしょう。


けれど、
それだけ、です。












いい会社に入るために、
いい大学に行きなさい。


よくある話です。



ですが、


ご存知ですか?



ある企業では真剣に、

東大卒の新卒を採用する人数を制限しよう
ということを検討していたりするのです。


東京大学は確かに日本の大学の最高峰です。


けれど、
本当に東大卒、という学歴がすごいのか、
といえば、


それは違います。








確かに東京大学には
優秀な人材が多いでしょう。

本当の賢さを持つ人も多いのは確かです。



けれど、
高学歴というブランドに隠れて
単に受験のテクニックで点数を取ることに特化しているだけで、
勉強はできるけれど、
それを活かす知恵が磨かれていない、
という人材が、

社会人としてどれくらい期待できるのか、
いずれ会社を担い、世界をリードする人材になるのか、
その可能性で考えたとしても、
大きな疑問が残る

ということなのです。


別にこれは他の大学でも同じことでしょう。


要するに
学歴だけに満足するような人材は求められていない
という時代になりつつある、
ということでもあるのです。



当然、
未だに学歴重視は変わりませんが、

自分の子どもを考えたとき、

高学歴ではあるけれど

単に処理能力に長けているだけで、
テクニックで機械的に点は取れるけれど、
自分で考えて判断・行動することができない、

という人材に育ちました。


そこそこ良い会社に入ったので安定収入があります。



それで良いですか?




誤解をしないで頂きたいのですが、


普通の会社のサラリーマンや公務員をバカにしているのではありません。






まだ小学生の、

しかも、多くの可能性を秘めた子どもの未来を

中学受験に合格する、
ということのためだけに、


大きな夢を見させることなく、


「これでいい」


と狭めてしまうのは、

私にはどうも悲しすぎるように思うのです。





ですから、

子ども自身が
「なりたい自分になるために」


その手段として中学受験があり、

その学びを通じて、
知識を使う術を知り、

学ぶ意味を知り、

夢へ向かって一歩ずつ進んでいく実感と共に
成長していくことがとても重要だと思うのです。



その目標の一つが受験に合格すること。

だから、

不合格でも、
目標の1つを達成できなかっただけで、
その先の将来の夢をかなえるために、

次は何をすればいいのか、
という計画を立て直せばいいだけ、
となるのです。



もちろん、
合格して、より夢に近づかせてあげたいのは当然ですが。




けれど、

受験勉強が「なりたい自分になるため」ではなく、
やらされている勉強で、

しかも、

合格することが「must」になってしまった子どもは

入試が近づくほど
そのプレッシャーとストレスに苦しみます。





一方で、

「なりたい自分になるため」の過程として

合格することが「step」である子どもは

入試が近づいても、プレッシャーはあるでしょうが、
合否で自分の夢が台無しになる、

とか、

後がない、という重圧に悩むことがありませんので、
平常心で試験に臨んでいきます。



さて、
どちらの子どもが入試の本番で力を発揮するでしょうか。



そして
どちらの子どもが

受験をした後も大きく成長することができるでしょうか。



本当の意味で学歴を活かし、
世界でも通用する人材になれるのはどちらか。


恐らく、答えを言わずともお分かりになるかと思います。



そのために必要なのは環境です。




保護者、
先生、
そして場所・・・


そうした学びに関する環境をどのように整えるかが重要なのです。



◆◆◆諸葛正弥がプロデュースする学習塾◆◆◆

親子で「なりたい自分になる」
 プレミアアフタースクール「エコール・リベルテ」

「自ら学び、目標を実現できる人材を育てる」
 学習教室「出師塾」

受験後も伸びる子1
中学受験というのは、
子どもたちが様々な意味で大きく成長する時期に
関わることです。

ですから、
その時の学習方法や習慣作りで
受験後も伸びるか、受験で伸び切ってしまうのか、
という差が大きく変わってきます。

その意味において
私は前者になれる子どもを育てたいと思っています。




しかし、それは受験に成功しない
という意味では決してありません。

よく勘違いをされるのですが、
目先の点数が取れることは悪いことではありませんが、
それは結果の1つであり、経過です。

ですから、目先の点数をとらせるための
学習に終始してしまうような学習習慣は
瞬間的には成果があったように映り、見栄えは良いのですが、
大切な力を見失ってしまっているという可能性があるのです。


例えば・・・
1400mはなれたA、Bの2地点から、はろ美さんはA地点から分速80mで、すく男君はB地点から
分速60mで同時に出発しました。
(1)2人が出会うのは何分後ですか。

(2)2人が出会うのはB地点から何mのところですか。

このような問題。
いわゆる「旅人算」ですが、
それを「出会う」と書いてあるので、旅人算の「出会い」の問題だから
分速の足し算だ、という具合に公式のように式だけで
(1)
60+80=140
1400÷140=10 答:10分後

という風に答える子は結構いるのではないでしょうか。
結果的には正解です。

ですが、その子は正しく現象を理解して解いているのでしょうか。
解答する際に考えていることは、
単なるパターンの当てはめで、
その文章でどのような状態になっているのか、
という状況把握をしようとする思考は働いていません。

それではパターン通りの問題はできますが、
応用されたらもう解けません。

もしかすると、(2)ですでに
正解率がグッと下がるのではないでしょうか。
(2)
80×10=800 答:800m

などとしていれば、
まさに現象が分かっていないということです。

反復で回数をこなすには
いちいち状況の把握などと言っていられませんので、
徹底的にパターンで解こうとします。
けれど、それだと
いま、何が起こっているのか、という読解ができていないので、
少しでもパターンから外れると急に答えが出せなくなるのです。


では、どうすればいいのか。
まずは、状況を図で描かせることです。
描き方など初めは指導する必要もありません。
自分なりに、文章の内容を図に直してみよう、とする練習から始め、
自分なりの条件整理をさせてから、例を示すのが良いでしょう。
(放置すれば良いのではなく、見守るという距離感が重要なのですが・・・)

なぜなら
自分で文章で書かれている状況を把握しようとする
トレーニングをしなければならないからです。
初めはできなくて当たり前です。
けれど、その壁は経験させなければいけません。
間違っていようが、考えた結果ならそれも構いません。
訂正をしてあげる必要もありません。
(それはダメだった、間違えた、という敗北感のような気持ちにさせることが目的なのではないからです。)

その後、正しい図の例を示した時に、
どこが違うのか、次に自分が描くと考えたとき、
何を見落としていたのか、どんな着眼点が足りなかったのか、
をじっくり考えさせましょう。


そして、その図を使って、
何がどのようになっているのか、という確認をし、
誰と誰がどのように移動し、どの辺りで出会うのだろうか、
という推理をした上で、式にして求めてみようとすれば、
公式のようにパターンに当てはめなくても、充分に解けるのです。

そうやって、現象を理解してから、
一般化してあげるという意味で、共通性などを見つけさせ
旅人算という概念を伝えれば良いのです。



だから私は
よく生徒から「なぜ公式を教えてくれないのか」と聞かれていました。
それは公式から教えて当てはめるだけの思考に
固めてしまいたくないからです。

まずは状況を把握すること。
そして、状況から判断して式を作ってみようとすること。

それをいくつか行なったのち、
共通性を見出だして一般化したものが、
結果として公式となる、という発想です。
そうすれば、公式など忘れても、自分で条件整理をすれば
公式を作ることができるのです。


これは受験勉強だけでなく
生涯学習においても重要で、
与えられた情報を鵜呑みにしてそのまま当てはめるのではなく、
自分でわかる限りの情報の中で、
条件整理をし、どのような状況なのか、
何がどのようになっているのか、を自分で考えるから
情報を取捨選択することができるようになるのです。

公式だよりではなく、
自分で文章題の状況を把握しようとする習慣作りが
受験だけでなく、情報化社会の中で生きる力も育ててくれる
と考えられるのです。


ただし、
これは、受験勉強以前の時期における習慣という土台の上に成り立つものです。
それまでパターン学習の経験しかなくて高学年になってから
突然、このようにシフトすると、戸惑うばかりで何もできず、
単に時間ばかりかかってしまい、
受験を目的としてこだわる方は特に、カリキュラムなどの進行に焦る結果になり、
目先の点数と偏差値が気になって上手くいかなくなることが多くなります。

受験は目標の1つであり、
目的ではない、という意識の下でしか、上手くいかないでしょう。


中学受験と学力2
すっかりブログから疎遠になっていました。

前回、「マニュアル型の教育」も必要、
と最後に述べましたが、
それはどういうことなのかと言うと・・・


発想力、表現力を育て、
自己実現力を伸ばしていく教育は
ある意味で「エリート教育」です。

組織を動かしたり、
新しいものを生み出す際に必要な能力です。


しかしながら一方で
組織というものは旗を振る人間だけでは
成り立たないのも事実です。

個の集合体が組織である。
お互いに影響を及ぼし合って高め合う
強い個の集合体が強い組織だから、
「エリート」の集合体であるのが素晴らしい
という価値観もあるのかも知れません。



けれど、現実を見ると
それでは組織が成立しないのです。


会社のトップがアイデアを生み出し、
それを実現するチームが存在しなければならない。

けれど、一方では
自らが新しい発想を生み出すのではないが、
忠実かつ、的確に与えられた任務を果たす
スタッフの存在がなければ成立しないのです。


いわゆる泥臭い、と言われる仕事の存在を無視して
エリートだけを育てることが素晴らしい、
それ以外の人々は落ちこぼれで切り捨てる、という思考は
結果として各産業の成長に対する足枷になると思うのです。


だからこそ、
その意味で「マニュアル型の教育」も必要、
と考えています。

ただし、
質の高いマニュアル教育を・・・



どんな点で質を高めるのか・・・
それは、
処理の正確さ?
仕事の速さ?
知識の量?

いずれも違うと思います。


必要なのは
メンタリティの教育。

マニュアルで型通りのことを教育するからこそ、
自分をしっかりと見つめ、
自分自身を見失わず、
組織の中でいかに適応していくのかを
考えることのできる力が必要です。

そして、
指示通り、マニュアル通りだから何をしても良い、
のではなく、確固たる軸とモラルを持った人材の集団を
作らなければ、組織としての自浄作用も生まれないものです。


実は現場に近い、
泥臭い仕事をしている人々の意見にこそ、
重要なヒントが眠っていることも少なくないからこそ、
機械として仕事をするのではなく、
人として仕事ができる「マニュアル教育」が必要なのです。



さて・・・

そうは言っても
どこでそれを線引きするかが問題なのですが、
それはシステムや仕組みで振り分けるのではなく、
皆さんがよく分かっているように
個々の中に答えがあるもののように感じます。

結局は自分はどんな仕事がしたいのか、
どんな将来像を描いているのか、
どうありたいのか、

その延長線上にボーダーラインがあるのではないでしょうか。



中学受験でも、
出題傾向でハッキリと
思考型なのか、マニュアル型なのか、分けることができる学校が多いですよね。


大人の目線で、
どうせウチの子は思考型は無理、
とレッテルを張るのは何だかもったいない気もします。

なぜなら
その子自身が、何をしたいのか、どんな大人になりたいのか、
が明確になっていないのなら、
どんな教育が自分に必要なのかなど、判断しようがないからです。

逆に
マニュアル型の教育は無駄、と言って切り捨てるのも
子どもの価値観や将来の選択肢を狭める結果になり易いものです。


要はバランスです。
じっくり話し合って、
どうありたいか、が明確ならその方向に走れば良い。

ただし、
それが明確ではないのなら、
マニュアル型の教育も思考型の教育も
バランス良く取り入れてみると良いでしょう。



偏った学習は
多様な価値観を排除し、
異なる発想や価値観を受け止められないという思考を
助長してしまう可能性が高いからです。




中学受験の学習を上手に使って成長させるのなら
そうした視点も持って、
何をすべきか、を考えてあげましょう。
【中学受験】学ぶ意欲 ほめ方後編
前回の続きです・・・

■結果だけではなく過程を重視してほめる
■基準を子どもに合わせる
■比較をしてほめない
■一緒に喜ぶ
■相手に伝わるように表現する

以上の5つを注意してほめることで、
ほめた効果が大きく変わります。

ほめた”つもり”が実はほめられていないと感じられていたり、
ほめたことが逆効果になったりすることが起こるのは
こうしたポイントが抑えられていないからです。

[READ MORE...(続きはこちらから)]

テーマ:中学受験 - ジャンル:学校・教育



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