諸葛正弥の教育論
教育に関する持論や新しい教育のあり方について、教師として、または保護者として、様々な切り口でお話します。(元タイトル:子どもの才能を伸ばす教育を)
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1?2 PISAから見える弱点
この記事は
『家庭で伸ばす本当の学力 メールセミナー』第2回の内容です。


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  【人気塾講師直伝!】
  家庭で伸ばす本当の学力
    【保護者塾】
  メールセミナー 第2回

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第1章 現代教育の現状

1?2
PISAから見える弱点

いわゆる授業と聞いてイメージする風景を思い浮かべて下さい。
真面目に授業を受ける、
とはどのような行動を起こしている状態でしょうか・・・

多くの場合、

生徒が黙って教師の話を聞き、
黒板に書かれた内容を真剣にノートに写す・・・

そんな状況を思い浮かべるようです。

OECD(経済協力開発機構)が行なった
PISA(学習到達度調査)の結果を見ると、
日本人のそうしたイメージがより鮮明になってきます。


2006年は科学的リテラシーが主に調査され、
「生徒には自分の考えを発表する機会が与えられている」
という問いに対し、肯定的回答をした生徒の割合が
 OECD平均・・・61%
 日本    ・・・34%
生徒が発言をする機会そのものが極端に少ないことを現わしています。


勉強といえば与えられた知識を覚えること、というイメージも強いと思います。
ゆとり教育によって、
知識の量よりも思考力重視、
を目指していたにも関わらず、
この結果はカリキュラムは削減されても授業のスタイルそのものが変化していなかった、
という可能性を示唆しているのではないでしょうか。


実際に思考力を育てるために、
授業で取り組んでいたことを聞いてみても、
現実に中学校や高校の先生の場合には明確な取り組みを示すことのできたケースが意外と少ないものでした。

熱心な多くの先生が工夫をしている実情もよく理解していますが、
現実に出たデータで、生徒が圧倒的に自分の考えを発表するなどの思考を促がす機会を作れていない、
または生徒が実感することができていないという結果が出ていることは受け止めなければいけません。


そして、
「教師は理科で習った考え方が、多くの異なる現象に応用できることを教えてくれる」
という質問に対して肯定的回答をした生徒の割合が
 OECD平均・・・59%
 日本    ・・・26%
教師がいかにマニュアル通りに授業をしているのか、が分かります。

多くの先生を研修してきましたが、
授業準備をした計画の通りに進行できなければ失敗だと考えている方は意外と多いものです。


筋書き通りの決まった授業計画というレールに生徒を乗せる授業をしているのなら、
当然、生徒の視野を広げて興味関心を引き出すことは難しいでしょうし、
生徒に発言をさせれば誤答をするリスクを伴なうため、
計画通りに進行しなくなる可能性を回避するには発言の機会を減らすのは当然の流れと言えるでしょう。

それで本当に活きた知恵が育つのか、と言えば・・・
授業はこなせて、必要な知識を伝えることはできても、
生徒が自分の知恵として授業内容を身につけようとする芽を育てることは難しいのではないでしょうか。

真面目に授業を受ける、というイメージが
真剣に黒板をノートに写す、という姿が一般的である内は
受身でインプットの教育から抜け出すことは難しいことでしょう。

『PRESIDENT』2009年4月13日号の
これが給料を3倍に増やした人の共通点だ
という特集の中で・・・

「稼ぐ人の63%は若いころからアウトプットを重視」
とあいうデータがありました。

さらに、
「稼ぐ人の68.2%が読書を実践に生かしている」
という結果が示すように、

得た知識を試したりするというアウトプットが勉強を仕事に活かすことのできる人に共通する習慣であることが分かります。

アウトプットの機会が増えるとインプットの効率が格段と上がる。
学びの進捗度合いを体感できると、勉強に張り合いができる。
など・・・

その効果は少し考えれば分かるのですが、
大切なポイントはそこではなく、
その習慣は若いころにほぼ定着し、
その後、殆ど変化しないという傾向があることです。


『PRESIDENT』の特集によれば
勉強の成果をアウトプットする場を作っていた/いる
という問いに対し、

年収1800万以上の人は
20?30代のころ・・・63.1%
現在・・・62.5%
という割合で「あてはまる」「まああてはまる」と回答し、

年収600万台の人は
20?30代のころ・・・47.3%
現在・・・47.3%
という割合で「あてはまる」「まああてはまる」と回答しています。

年収1800万以上の人は
若いころからアウトプットを習慣にしていた、ということを現わしているのです。


年収が必ずにも人の能力とイコールではありません。
ですから、その物差しだけで議論をするのはいかがなものか、とは思いますが、一つの傾向として、
考えておく必要もあるのではないでしょうか。

ちなみに
OECDのPISAにおいて学力世界一と言われたフィンランドの教育は
アウトプット重視の教育でもあるのです。


外国の教育がすべて正しい、という訳ではないにせよ、
日本の教育においても見直すべき課題がそこにあるような気がしてなりません。



そして、それらの課題は
現在、始まったものではないのです。


最初に思い浮かべていただいた授業のイメージも
実は私たちが過去に受けてきた教育そのものであり、
近年になって手法が変化しているのではありません。



近年の教育問題というより、
これは現代日本の教育が抱えている長年の問題でもあるのです。


・自分の意志や考えを表現できない、伝え方がわからない。
 →同時に察することも難しくなった。
  「住まい方とコミュニケーション」でお話しします。

・言われたことしかやらない、やれない。
 →これは「ゆとり社員の実態」のところでお話しします。

・教える側にゆとりがない。
 →物理的にも精神的にもゆとりがなく、
  子どもの状態に対応できない大人が多い。

はじめの2つは習慣の問題ですが、
最後の一つは大人の心構えの問題です。

教える側にゆとりがない。

これが世界の教育と日本の教育の最大の違いかも知れません。

先ほども話題に出しましたが、
真面目に授業を受ける、
というのはどんな姿か・・・

黙って、先生が書いた黒板をノートに写すこと。

そんな姿を思い浮かべるのではないでしょうか。
教師が説明することに口を挟むことなく、
進行を妨げないでいることが真面目に授業を受けるというイメージがあるのではないでしょうか。



私も過去にそのような授業をしていました。

予定通りに、授業を進行するためには最高の手法でした。
黙らせて、ひたすら教師がやりやすいように解説し、
分かりやすい指導案を検討し、その通りに実行する。

計画通りに進めば、
「今日の授業は上手くいった」
と思ったものでした。


当時、授業中に一度も生徒に発言をさせない、
という日も少なくありませんでした。


なぜか?

それは
生徒に当てて予想通りの回答でなかった場合、
せっかく準備した計画の通りに進行できなくなってしまうから。

そして、
生徒の回答が間違えだったとき、
それをどうフォローすれば良いか、困ってしまうのではないか、
という恐れもあったから。


だから
生徒に発言をさせない選択をすれば、とても楽だったのです。


大学受験の予備校は基本的に
一方的な授業を展開します。

生徒が発言を求められることなど、殆どありません。

しかし、
それはある程度、自我の発達した大人を対象とし、
情報を自ら取捨選択し、思考することができる基礎学力という
土台があることが前提です。

その土台があれば、彼らは得た情報を自ら活用し、
演習・実践という形でアウトプットをすることで
自分で「できる」という実感と自信を得て、
楽しいと感じるようになり、
プラスの循環を創り出すことができるのです。

楽しさと自信を持って学習に取り組めば、
脳は活性化していきますから、必然的に発見や気付きも増え、
インプットの効率も上がっていくのです。

大学受験を目指す高校生が
予備校でほったらかしでも伸びる要因がそこにあります。

そのため、大学受験で成功した方に聞いてみると、
多くの方が大学受験は大変だったけれど、楽しかった、
充実していた、受験はあった方が良いと思う、と言うのです。


ところが、
そんな風に一人で好循環を作り出せるのは、
土台があるからこそ、なのです。

仮に高校生でも、
その土台が無ければ、
自らアウトプットして定着を図る行動は起こせないのです。

できない、
と思っている生徒は「やってもどうせ・・・」
と感じていることが多く、その生徒に自分で頑張れ、と
叱咤激励してもアウトプットの行動を起こすこと自体に自信がないものです。

そしてできないという先入観が余計に発想と視野を狭め、
思考が負の循環を始めます。

その結果、
「やっぱりできない」ということになり、自信を失っていくのです。

そして
ますます、自らアウトプットから遠ざかり、受け身の姿勢を強め、
「言われた通りに授業を聞いているのに成績が上がらない」
という状況に陥るのです。


アウトプットの伴わない学習は
「わかる」で終わっていて、「できる」になっていません。
最も成績の上がらない勉強法でもあるのです。


自ら情報収集し、
実践と演習をしながら自信を深めることができるほど、
学習の土台が完成している子どもは少ないと思います。

これから自信をつけて、
自ら好循環を作り出すことのできる子どもを育てるには
やはり、アウトプット、
すなわち、生徒に発言させる指導が必要なのです。



けれど、
現実には生徒を上手に発言をさせることのできる教師は
とても少ないのが現状です。

何しろ、
「生徒には自分の考えを発表する機会が与えられている」
という問いに肯定的な解答をした生徒が
たったの34%しかない日本には、
生徒に発言させる文化が定着していないのですから・・・



そしてなぜ、それができないのか・・・

それは
教師が自分の授業の進行を妨げられるのが嫌だから。
生徒が間違った回答をしたときの対応に困るから。
生徒の対応に時間を取られるとカリキュラムが終わらないから。

そんな理由が多くを占めます。

どれも教師側の都合です。
生徒の立場に立った理由ではないのです。


本当に生徒の立場に立ったのなら、
生徒の定着具合が気になるから、当てて確かめる、
という行動が当たり前なはず。

生徒がどんな発想で間違えているのか、勘違いをしているのか、
を修正したいから、間違った回答も本来は歓迎なはずなのです。
そこで掘り下げて問い掛けて失敗を共有すれば、
全体の財産になるはずという発想もあれば、
さらに質問したり発言を促がすのは当然の流れなのです。

でも、それをしない。
いや、できないのです。

多くの指導をする大人が
物理的にも精神的にも
臨機応変に対処をしていくだけのゆとりを持っていないのです。


指導要領があり、
スケジュールも定められ、
創意工夫をする思考も奪われ、
校務に追われて授業準備の時間も減っていく・・・

教える大人からゆとりが奪われているのです。


そうした大人に教わる子どもの発想は
当然、受け止めてもらえるはずもなく、
型通りの中にどう当てはめるか、ばかりが重視されて
いつの間にかゆとりのない発想の子どもになっていくのは
当たり前のプロセスです。


学校や予備校・塾の授業がPISA調査で指摘されているような
日本型の一方的な授業をしているのなら、
子どもの思考力を誰が鍛えるのか。

それは保護者が最後の砦なのかも知れません。



何も勉強に限った話題である必要性などありません。
勉強の話題ができればなお、良いのでしょうが、
ニュースの話題やスポーツでも良いでしょう。

時にはゴシップやスキャンダルを取り上げても良いかも知れません。
そこで、子どもと会話をしてみましょう。

どう思うか?
その理由は?
お父さん(またはお母さん)はこう思うけど、どうかな?

発言をさせて、
小さな自信を積み上げていく経験を与えてあげましょう。

そして
教えることは学習の効果をとても高めます。

時には知らないふりをして、
子どもに偉そうにご教授して頂くくらいの余裕を持って
接してあげましょう。

間違った情報でも、大人が上書きするのではなく、
「お母さんは、●●だと思うんだけど勘違いだったかなぁ」
という具合にとぼけてあげましょう。

そして
「じゃあ、●●の場合だとどうなるの?」
など、ちょっと質問をしてみても良いかも知れません。

教えている中で、間違いに気づいたり、自分の知識が整理されて
いくことによって学習をして修正をしていきます。、


勉強のことで
お母さんが質問をして、答えさせた際に
誤答されても、それはそれで大いに結構です。

すかさず
「なるほどー、じゃあ、なんでそう思ったの?」
などと理由を掘り下げる質問をしてあげて下さい。


振り返っている内に間違えに気付くこともあるでしょうし、
気付かなくても、説明をさせている中で、
子どもがどんな点で勘違いをしているのかが見えてきます。

算数などであれば、
その説明を文章・式として書かせて自分でチェックをさせる
のも効果があります。



ご活用頂けましたら幸いです。

それでは初回の
メールセミナーは以上です。



次回、
1?3では
現代の子どもに足りない力(1?3以降は申込が必要です)
について扱います。


□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

これから
メールセミナーが進んでいく中で
当然、疑問や不安なども生じると思います。
ウチの子には違うと思う・・・ということも当然あるでしょう。

十人の子がいれば十通りの子がいるのは当たり前です。
このメールセミナーでは、
多くの子に有効だった手法、経験を基に内容を構成しています。

もし、
その内容の中で
自分の子は違うのだけれど、
どうすれば良いか・・・
という疑問や不安があった場合、
メール相談も随時、受け付けております。

ご相談メールアドレス
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今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

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1?1 テストができる子が優秀か
この記事は
『家庭で伸ばす本当の学力 メールセミナー』第1回の内容です。



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  【人気塾講師直伝!】
  家庭で伸ばす本当の学力
    【保護者塾】
  メールセミナー 第1回

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

初めまして
「家庭で伸ばす本当の学力」
メールセミナーにご参加頂きまして誠にありがとうございます。

これから全部で55回のメールセミナーがスタートします。


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第1章 現代教育の現状

1?1
テストができる子が優秀か

皆さんがお子様に求める学力とは、一体どのような力ですか。

テストで点数が取れる力が学力でしょうか。
確かに、社会に出ると学歴がある程度重視される以上、
受験で勝つための、テストで点を取る力が必要かも知れません。


しかし、
偏差値の高い学校に通い、偏差値の高い大学に通うことは
目標であり、ゴールなのでしょうか。


当然、皆さんはお分かりだと思いますが、受験は手段であり、
通過点であっても、ゴールではないはずです。

けれど、そんな綺麗事を言っても現実は学歴で判断されることが
多いのだから、受験に勝たなければ何にもならない。

そう仰る方も多いと思います。



さて、
現代教育において、
受験は大きな意味と価値を持ってる存在として認識されています。

進学塾講師だった私はそういった世界で生きてきました。


こんなお話をしておきます。

ある男の子のお話です。

その子は小学4年生で塾に通い始めました。
お母さんに言われるがまま、塾に通う意味も理由も目的も知らず
突然、塾へ通うことになりました。

塾の先生も優しく、友達もでき、
通うことへの抵抗はなくなっていきました。


けれど、
勉強をする目的がなかったその子は、次第に宿題をやらなくなり、
先生に叱られるようになりました。

家に帰ればお母さんに宿題をやっていないことを怒られ、
塾でも叱られる・・・

勉強をしなければならない理由が分からなかった子にとって、
その理由は理解ができませんでした。


しかし、
その男の子には夢がありました。

それは建築設計士になりたい、
ということ・・・

でも、夢の実現と勉強が結びついていませんでした。


お母さんは
宿題をやらない状況に我慢ができなくなり、
塾を変えることにしました。

小学5年生からは
超スパルタの進学塾へ・・・

怒鳴られ、罵倒され、
涙を流しながら、
勉強をする日々・・・


おかげでテストの点数は取れるようになって、
偏差値も算数と国語の両方とも70を超えました。

6年生になるころには、
学校見学もして
やっと、志望校も決まりました。


でも、
それは将来の夢とは関係がなく
単純に偏差値的に相応で、
雰囲気が良いという理由しかありませんでした。

要は受験と夢が結びついていなかったのです。


6年生の夏休みには、受験がゴールになっていました。

受験が終わったらファミコンを買ってもらう、と約束し、
この辛い勉強も受験が終わるまで、と信じて勉強を続けました。

テレビもマンガも我慢し、
友達と遊ぶこともせず、
ただひたすらに受験勉強に時間を費やしていきました。


結果、
その子は第1志望に合格を果たしました。
しかも、入学試験ではほぼ満点近い点数を取って・・・



けれど、入学してすぐ
その子は登校拒否になりました。

受験勉強がやっと終わって、
ゴールに到達したはずなのに
中学に入ったら英語や数学などの新しい勉強がスタートし、
決して解放されたのではなかった、という現実を知ったそのとき、
彼はすべての気力を失っていることに気がついたのです。


勉強をする気が起きない。
部活をする気にもならない。
とにかく、頑張る、という意欲が湧かない・・・


お母さんには何のために入学させたか分からない、と怒られ、
学校に行けば勉強に身が入らないので叱られ、
定期テストでも点数が取れずにまた、叱られる。

次第に学校へ行くことを拒否するようになりました。

朝、自宅を出るけれど、
学校へは行かず、徘徊して時間をつぶす日々・・・

彼はいつの間にか、
自分の夢も見失っていました。

 ・
 ・
 ・

これは私自身の体験です。

受験勉強がゴールで、
点数が取れることにのみ、
価値を置かれた結果、
受験で燃え尽きた私の体験です。


立ち直ったのは、中学3年の夏でした。
本当の意味で勉強への意欲を取り戻したのは高校3年の夏でした。

中学受験に成功したけれど、
そこでの学校生活をほとんど無為に過ごしてしまったと言っても
過言ではありません。



だから私は進学塾講師という仕事を選びました。
受験がゴールで燃え尽きてしまうような勉強をさせないために。


点数が取れることはゴールではない、
あくまでも、自分自身の夢や目標を叶えるための手段に過ぎない。

本当の学力を身につけさせて、
夢や目標を実現するための知恵を育ててあげれば、
受験をゴールではなく、
手段として活かすことのできる子を育てることができる。
それができるのは、中学受験の最前線しかない。


そう思ったのです。


初めに担当したクラスは小学5年生の理科でした。
優秀な生徒が集まる成績上位のクラスでした。

そこで最初に目撃をしたのは・・・

私「春の七草をすべて答えて下さい。はい、A君」

A君「えーっと、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベ・・・」

 少し沈黙

A君「すいません、分かりません・・・」

すると周囲の生徒が
「えー! 分からないの!」
「馬鹿じゃないの?」
「受験やめちゃえばいいのに」
などなど・・・

驚きました。
ミスをした生徒を徹底的に罵倒し、追い詰める。



いくら点数が取れていても、
こんな環境で育った子どもが
果たして世の中のために役立ち、求められる人財になるか・・・
最初の疑問を感じたのです。


そこで、私はクラスにあるルールを設定しました。

できる人はできない人に教えてあげて、協力し合うこと。

 ・
 ・
 ・

すると、早速クレームが・・・
ある保護者の方からでした。

「ウチの子が●●中学に合格することだけをやってくれれば良い」
「他人の子のことなんて関係ありません」

ああ、なるほど・・・
これは勉強の目的とはなにか、
生きる力とはなにか、
ということから教えなければならない、と確信をしたのです。



社会に出て求められる力は
点数の取れる力でも科目の知識でもありません。

必要なことは知識を覚えることではなく、知識を活用する知恵を
見につけること。

そして
会社でも組織でも
一人ではできない規模のプロジェクトやトラブルに直面するはずで
それらを乗り越えるには多くの人の力が必要なのです。

一人でできる、
他人に迷惑をかけない、
ということが美徳であり、
素晴らしいことのように教育をされている傾向が強いけれど、
現実の社会では、それでは通用しないのです。


人生における選択でも同じです。
正解の用意されている選択などありません。
でも、勉強では正解を出せることが良しとされているので、
生徒は授業でも何を答えれば正解かばかりを考えています。

ミスを恐れ、
失敗を恐れ、
結局、行動を起こせない子どもがなんと多いことか。


そういう子どもに育ててしまったのは私たち大人の責任です。


いくら点数が取れたとしても、
点数しか取ることのできない学力であったなら無意味です。



本当の学力とは
「知識、環境、人、歴史、失敗から知恵を学び取る力」
ではないでしょうか。


受験で点数を取るだけの勉強は
その中の「知識」をクローズアップしただけに過ぎないのです。
それも偏った知識だけを・・・


本当にできる子は
幅広い視野で知恵を学び取る力に長けているものです。


しかし、
残念ながら
そうした力を養う教育は
学校教育で実現されているケースはほとんどありません。

だから
家庭教育で何ができるのかが大切なのです。

このセミナーのカリキュラムに
受験科目の話題はあまり取り上げていないのはそのためです。
科目をどう勉強するか、以前の土台が本当は重要なのです。

受験勉強や科目学習は学力向上の道具の1つに過ぎません。
本来はすべてのことが勉強であるはずなのですから・・・


最終的に
お気づきになると思います。

結果的にこの習慣が
受験など当たり前にクリアすることができる学力を見につける
ことができるものだ、と。



もちろん、
これは習慣の問題ですから
ある程度の時間がなければ効果など出ません。
ですから受験間近に何とかしようとして結果を求めても
それはご期待に添えません。

ですが、そうした方のためにも
定期的なコラム以外に
通常のメールセミナーの内容に混ぜながら
受験勉強のテクニック、ノウハウなどもご紹介致します。

ご活用頂けましたら幸いです。

それでは初回の
メールセミナーは以上です。



次回、
1?2では
現代の子どもに足りない力
について扱います。

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

これから
メールセミナーが進んでいく中で
当然、疑問や不安なども生じると思います。
ウチの子には違うと思う・・・ということも当然あるでしょう。

十人の子がいれば十通りの子がいるのは当たり前です。
このメールセミナーでは、
多くの子に有効だった手法、経験を基に内容を構成しています。

もし、
その内容の中で
自分の子は違うのだけれど、
どうすれば良いか・・・
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【保護者塾】中学受験『家庭で伸ばす本当の学力』メールセミナー
■保護者塾■

『家庭で伸ばす本当の学力』メールセミナー


中学受験を考える保護者の方に・・・

中学受験の指導で何百人もの生徒と関わってきたからこそ、
知っておいて頂きたい、
『本当の学力』を伸ばす秘訣があります。

『本当の学力』が欠けている子は
仮に合格を勝ち取っても、その先で落ちこぼれてしまっています。

私の教え子でも、
私自身がそこに気がつかず、
送り出してしまった子の中にはやはり、
進学先で落ちこぼれる子が必ず出ていました。


何のために受験をするのか。

それは決して受験をゴールにしたいからではなく
あくまでも、受験はステップの一つに過ぎなかったはずです。


受験はあくまでも道具。

当たり前のように受験を乗り越え、
もっと先の目標を叶えるための本当の学力を身につける。

そのための
家庭習慣と考え方、そしてスキルを
全55回のメールセミナーでご紹介いたします。

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詳細はこちらをご覧ください。
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保護者も悩んでいる
理不尽な親に苦慮…学校の苦情対応外注、10教委で試行へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070721-00000105-yom-soci&kz=soci

全国初の「イチャモン保護者」対応チーム、来月初旬に発足
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070721-00000919-san-soci

今日、上記2つの記事を取り上げたが、保護者も大いに悩んでいるのです。
教師の労働環境を著しく圧迫する様な事柄は好ましくないけれど、
保護者は保護者で、いつ、どこで、悩みや問題に対する対応策を
学んでいくのか。

その機能がどこにもない。
過去は地域の横のつながりがあったのかも知れない。
核家族になって、親戚同士のつながりも疎遠になり、
実は教育において家庭は孤立をしてしまっているのではないかな、と
感じることがあるのです。



[READ MORE...(続きはこちらから)]
「保護者塾」開講
進学塾講師として
数多くの受験生、保護者とお会いしてきました。
その中で、感じたものが
保護者の皆さんの子育てに関する不安、でした。
特に、受験をさせる決断をした際、
どの様に接すれば子供のやる気が出るのか、
上手に伸ばしてあげることができるのか、ということ・・・

「はじめての子なので、どうしていいか分からないんです」

そんな相談も多く受けてきました。
私は自分自身が中学受験をしました。

いわゆる詰め込み受験勉強で
合格したは良いけれど、
全てに対する気力を失う、「燃え尽き」を自身が体験しました。

そして、進学塾講師として第一線で
御三家をはじめとする名門校に合格した受験生の保護者も
数多く見てきました。

だからこそ、
語れることがあります。

やはり、
保護者の方々に知って頂きたいことが沢山あるのです。

ですから、
学習習慣を身につけさせることを考えて、
その家庭教育に不安を抱えている方のために
「保護者塾」開講させて頂きます。

 講座の詳細はこちらです。
   
http://www.t-skill.com/education-semi7.html




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