子供の才能を伸ばす教育を
教師塾、教員研修、セミナー、講演などの活動と、 教育への想い、教育論を語ります。 「教師」「保護者」そして「子供に関わる多くの方」へのメッセージ @T's skill教育技術研究所
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教え過ぎの弊害
いよいよ夏期講習会が始まりました。
また、熱い夏になることでしょう。
生徒達に確かな力を伝え、残すことができる
そんな夏にしてあげたいです。

さて、
私がセミナーで
いつもテーマにしていることなのですが、
それが「教え過ぎの弊害」です。

分からなければいつでも教えてあげるよ。
そして、どんどん補習をしてくれる先生・・・
一見するとすごく熱心で
良い先生の様ですが、実はそうではありません。

突き放せ、というのではありませんが、
一つ、覚えておいて頂きたいことは
「大人が万能だと子供は育たない」ということです。

生徒が分からない、という壁にぶつかったとき
質問に来るという行為自体は悪くありません。
そして、教えてあげること自体も悪くないのですが
そこでしっかりと考えてあげて欲しいのです。

どうやったら、気づき・発見を与えてあげられるのか
ということを・・・

それをせず、丁寧に1から10まで教えてしまう。
そんな対応を繰り返していたなら

生徒は次第に自分で考えなくなります。
質問に来るまでのハードルがどんどん下がっていきます。
思考する、調べる、という行為に
少しでも抵抗や面倒臭さを感じると
「聞きに行こう」となります。

簡単に言えば、
自分で考えなくても、苦労をしなくても
「聞きに行けば済む」ということです。

客観的に見れば
生徒がすぐ質問に来る先生は
生徒から慕われている良い先生の様に見えますが、
その対応までが親切過ぎると
結局、生徒の成長を妨げる先生となってしまうのです。

何でも教えてあげれば良いのではありません。
生徒が質問に来たら
まずはどこまで分かっているのか
何が質問なのかをしっかり説明させてみて下さい。

それが言えない様なら質問には答えない。

さらに
説明をするときも
きっかけを与えることだけに終始すること。
結論までは話さず、あくまでも生徒の気付きを
引き出す様に徹底すること。

すぐにスッキリする説明にならなくて
まどろっこしいかも知れませんが、
何でも即効性があることが素晴らしい訳ではありません。

あえて遠回りさせたり、壁を与えることも重要なのです。
その様なとき、
先生の役割は共に歩き、生徒の背中を支えることが役目。

決して、
生徒を引っ張ることではありません。
押してあげることでもありません。

教え過ぎないことで、
生徒自信が発見する喜びを奪うことなく
成長する瞬間を演出してあげたいですよね。
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プロフィール

moro(諸葛正弥)

  • Author:moro(諸葛正弥)
  • 自己紹介
    ・教育技術コンサルタント
     T's skill教育技術研究所代表
    ・NPO法人交流分析協会会員
     交流分析士
    ・日本教育工学会 会員
    ・建築家

    ■明治図書より
    進学塾講師が書いた日本初の教育図書
    「人気塾講師直伝!イラスト図解でわかるプロ教師力アップ術55」を出版
    現在、第7版
    ■毎日コミュニケーションズより
    「フィンランドメソッド実践ドリル」を出版
    現在、第5版
    ■メールマガジンも発行しています
     「せんせいのスキル」
    e-mail:
    長年の大手進学塾講師経験や研修担当経験を経て「T's skill教師塾」を設立し、塾講師出身の教員研修講師として活動。
    私立中高一貫校、教育委員会、専門学校など研修や講演、顧問などを通じ、学校教育改革を提案中。

    これまでの数々の講演・研修ではこれまでの研修と違う、こういう研修を早く受けたかった、と高い評価を頂いております。

    T's skill「教師塾」を開催
    授業技術の研修・講義など各地で実施
    各種教育セミナーも開催予定
    全国から数多くのお問い合わせを頂いております

    2008年メディア関連の履歴
    ■NHK「おはようニッポン」
    ■TBS「ピンポン」
    ■ラジオ「J−WAVE」
    ■雑誌「R25」
    ■新聞「日刊ゲンダイ」
    ■雑誌「東洋経済」(書評)
    ■出版「フィンランドメソッド実践ドリル」
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