子供の才能を伸ばす教育を
教師塾、教員研修、セミナー、講演などの活動と、 教育への想い、教育論を語ります。 「教師」「保護者」そして「子供に関わる多くの方」へのメッセージ @T's skill教育技術研究所
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見えなくなるもの
先生という立場になると
基本的に指導の対象になるのは
生徒であり、
自分より立場の弱い弱者。

そんな環境の中で麻痺してしまう
見えなくなってしまっている
感覚があるのではないか。

私はそれが常に怖かった。
多くの先生・塾講師の方とお話してきましたが
その中にはやはり、麻痺しているなと感じる方が
残念ながら少なくありません。

・立場・見栄というプライドへの拘り
  (教師のプロ意識というプライドなら良いのですが・・・)
・人の上に立った物言いの習慣
  (表現は謙譲語なのだが、内容がそうではないケースが多い。)
・自分の思い通りの行動以外は無視する行動
  (発問でも、生徒指導でも生徒から話を聞いている様で、
   実は生徒の回答を活かすことなく、最初から用意していた
   教師の意見で上書きをしてしまう対応が多い。)

こんなケースが目立ちます。
教師に限らず、塾講師にも同様で
先生、先生と呼ばれている間に、間違いなく
自分のスタンス調整、相手を尊重する習慣などの
本来、対等な立場の関係で自然に培われるはずの感覚が
弱者を相手にし続けている間に失われてはいないでしょうか。

その様な先生・講師のほとんどは
保護者と接するのは嫌いです。と仰います。
きっとそれは相手が思い通りになる弱者ではないから・・・


私にも正直、天狗になっていた時期があります。
生徒ばかり相手にして
思い通りにすることが当たり前で
自分の世界が全ての様に錯覚していました。
そして自分が注意されたり、指摘されれば
プライドが傷つけられたと感じ、逆切れして
相手に恨みの様な感情を抱いたことすらありました。

けれど、生徒の人間形成を本当に考えるなら
教える側の先生と呼ばれる自分自身の
心のあり方はそれで良いのでしょうか。
人間関係構築能力として、充分な力を備えていると
言えるのでしょうか。
そして何より、自分を振り返って
反省するという事が疎かになってしまってはいないでしょうか。


その気付きがあって初めて
先生としての本当の成長がある様に思います。
先生、と呼ばれる世界だけを見て
見失ってしまっているかも知れない感覚。

そこに一つの危機感を持って
常に自分を振り返る習慣を持っていたいものですよね。

この記事に対するコメント

教育・・難しいです。
【2006/08/17 04:42】 URL | サッカー #- [ 編集]

コメントありがとうございます
サッカーさんコメントありがとうございます。
そうですね。
教育って難しいですね。
けれど、だから工夫のし甲斐と
やり甲斐があるのかも知れません。
いつでもこれで良いと止まることなく
成長し続けたいです。
【2006/08/17 14:28】 URL | moro #- [ 編集]


 子供は良くも悪くもその場の状況に流されやすいと思う。先生がはしゃげば子供のテンションも上がるし先生が怖ければ子供もびびるように・・・。
 しかしながら子供の凄いところは一見人生経験の少なさから単純に見えるが実は大人よりも綺麗な心と幅広い視野で物事を見てる場合も多い。私なんかでも子供の頃に先生に言われた一言で嬉しかったりショックを受けたようなことがいくつもある。
 厳しい先生でも好かれる人は好かれるし、子供から嫌がられる先生は徹底的に嫌がられる。先生のプライドからか、「嫌ったり理解してもらえないのは子供が悪い」と考える人も少なくないように思うが、そう思ってしまうのなら教師という仕事が適職では無いのだと思う。
 教師は教師でも周りから見て「反面教師」になってしまわないよう、感情、言葉使い、態度などを自己コントロールしていきたいと自分自身再認識できました。これは先生とよばれる人に限ったことではないですね☆
【2006/08/24 11:47】 URL | TEA KIDS #uDRD3vWk [ 編集]


TEA KIDSさん コメントありがとうございます
本当にそうですね。
厳しい先生が嫌われるかと言えば、実はそんなこともなく
どの様な信頼関係を築けているか、が最も大切なんだな、
と常々考えています。
そのためにも「生徒が悪い」という発想は捨てて
「生徒から学ぶ」という視点に立って先生をしていきたいな
と思います。
【2006/09/03 12:25】 URL | moro #- [ 編集]


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moro(諸葛正弥)

  • Author:moro(諸葛正弥)
  • 自己紹介
    ・教育技術コンサルタント
     T's skill教育技術研究所代表
    ・NPO法人交流分析協会会員
     交流分析士
    ・日本教育工学会 会員
    ・建築家

    ■明治図書より
    進学塾講師が書いた日本初の教育図書
    「人気塾講師直伝!イラスト図解でわかるプロ教師力アップ術55」を出版
    現在、第7版
    ■毎日コミュニケーションズより
    「フィンランドメソッド実践ドリル」を出版
    現在、第5版
    ■メールマガジンも発行しています
     「せんせいのスキル」
    e-mail:
    長年の大手進学塾講師経験や研修担当経験を経て「T's skill教師塾」を設立し、塾講師出身の教員研修講師として活動。
    私立中高一貫校、教育委員会、専門学校など研修や講演、顧問などを通じ、学校教育改革を提案中。

    これまでの数々の講演・研修ではこれまでの研修と違う、こういう研修を早く受けたかった、と高い評価を頂いております。

    T's skill「教師塾」を開催
    授業技術の研修・講義など各地で実施
    各種教育セミナーも開催予定
    全国から数多くのお問い合わせを頂いております

    2008年メディア関連の履歴
    ■NHK「おはようニッポン」
    ■TBS「ピンポン」
    ■ラジオ「J−WAVE」
    ■雑誌「R25」
    ■新聞「日刊ゲンダイ」
    ■雑誌「東洋経済」(書評)
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