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| 授業もイメージ戦略 |
授業は勉強を通じて様々なことを伝える舞台です。
ですから、 授業では当然、生徒に思考をさせて学ばせるという側面と 演出という魅力の両面を兼ね備えていなければならないと 考えています。
生徒に考えさせ、発見させるのも 無責任に疑問を投げかけるのではなく、 その先の戦略を考えて演出しなければならない。
当たり前のことなのですが、 その伏線を張る作業で失敗をしている ことがとても多いのではないかと思うのです。 私達は自分の科目を指導するという立場では専門家です。
ですが、その専門家としての知識と視点は 時として自分自身の目を曇らせる要因になっています。
教師が楽しい、興味深い演出だと思っていたことが 実は生徒には伝わらない、という現象は珍しいことではありません。
生徒は私達専門家と同じ思考と知識といったものを 共有しているとは限らないのです。
授業で演出をするなら まずはイメージ戦略を考えてみてはいかがでしょうか。 例えば、 ビールの広告を見てみましょう。
ビールの製法、詳しいデータ、知識を書き並べた 理屈の広告はどれだけあるのでしょう。 きっとほとんど見かけないはずです。 仮に製法が書いてあっても、 何だか凄そう、という程度でその詳しい原理などは 解説されていないはずです。
例えば、「すっきり爽快○○ビール」 そんなキャッチを見て、さわやかで後味が良さそう、 飲みやすそう、という関心が湧き、購買意欲へ繋がっていくのです。
そうやって関心を持つから 詳しく知ってみたくなり、初めて説明を見たり、 試飲してみたりするのです。
また、理屈で畳み掛けられる様なプレッシャーもないので 毎日、広告を見ても飽きません。慣れていって、それが 当たり前の常識になり、知名度の向上へ繋がるのです。
授業で勉強を伝えるという行為も 同じ様な演出ができるはずです。 現実的に、イメージ戦略で生徒は学習への取り組みが大きく 変わります。苦手科目を好きな科目に変えて、 そして好きな科目へと変化させることも充分に可能なのです。
そのイメージ戦略の手法が授業プレゼンテーションです。 伝え方、演出の仕方、見せ方、表現の手法・・・そして習慣。 ちょっとした事ばかりなのですが それで大きく授業は魅力ある舞台へと変化します。
もっと大きな枠で考えたら 学校の生徒募集戦略も同様です。 強引に理屈で説得しようとしても集まりません。 大切なことはイメージ戦略を確実に浸透させることです。
保護者は非常に学校を良く分析しています。 合格実績もカリキュラムも良く研究しているものです。
しかし、一方で候補が絞られてくると 最終的な決め手は何かといえば 多くの場合、数字などのデータではなく、 意外と「期待感」や「印象」であることが多いのです。
イメージに偏りすぎて 中身が無いのは良くありませんが、 物事はバランスです。
中身だけを充実させても それを伝える、知ってもらうための準備性が整っていなければ 充分な効果は得られないのです。
イメージ戦略、少し考えてみませんか。
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