子供の才能を伸ばす教育を
教師塾、教員研修、セミナー、講演などの活動と、 教育への想い、教育論を語ります。 「教師」「保護者」そして「子供に関わる多くの方」へのメッセージ @T's skill教育技術研究所
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学力とは何だろう
学力とは決してテストで点数が取れる力ではない。
塾講師が言う台詞としては致命的かも知れないけれど、
私はそう思う。

どれだけ、点数の上で成績が良かろうと
それは学力ではない。

学力テストで測れるものは
あくまでも学力の一部分でしかないと思うのです。

私が考えるには、学力向上には
意欲や関心を含めた「学習吸収力」と
家庭学習ができるための生活習慣や復習・練習を行なう「学習行動力」
という力が必要不可欠で、
そういった力が備わった上で実る結果の一つが
学力テストの結果であり、それが全てだとは思えません。


しかしながら
だからといって、学力テストを否定するつもりはありません。
学力とは何か、という議論は別として
目に見える指標が無かったために、
授業で学習する空間を作り、生徒を授業で引き付け、
学ぶことを通じて学習能力を向上させる、という事が
あまりにも疎かになってしまったのではないだろうか。

教育の現場に成果主義を持ち込むのは似合わないのかも
知れません。けれど、そこに胡坐をかいて必要な学習内容すら、
定着させることなく卒業させてしまっている現状も否定できません。

学力は測れないものだ。
数値で測るなどナンセンス。
教育には数値評価は似合わない。
という風に、教育をあたかも特別化して
テストや評価を0か1かの議論で否定するのではなく、
学力テストや評価をどう活用して、
生徒に本来、備えるべき学習内容を定着させるか、
そのために授業でどんな工夫をするべきか、
生徒がもっと前向きに取り組む姿勢を作るために
何ができるのか、を考えても良い様に思えます。


現実には生徒は卒業して社会に出た後、
評価と成果の世界に飛び込みます。
無菌状態で育った生物には、抵抗力が育たないように
学校教育を神聖化して純粋培養した過保護な教育が果たして
生徒にとって本当に将来を生き抜くための
「生きる力」を育てることができるのでしょうか。

こんな話をすると、偏差値、テスト信者が何を言う!
と言われてしまいそうでありますが、
0か1のまるで振り子のように極端な議論ではなく、
それぞれの利点や考え方を吸収して
新しい方向性を見出す努力をしていきたいものです。

学力向上とは
本当は学習を通じて得た知識を
社会や生活において使うことができる力、だと思います。
けれど、社会や生活で使うための「道具」を与えてあげなければ
使うことすらかないません。

学力向上に対する学校の役割は重要です。
授業では知識だけでなく、興味・関心を喚起し、
教師との関わり、礼儀や生活指導で生活習慣を指導され、
生徒の様々な部分に影響を与えることができるのです。

学力とは何かを考えるたび、
学校での授業・教師の重要性をもっともっと考える
必要があるのではないか、と思うのは私だけでしょうか・・・
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プロフィール

moro(諸葛正弥)

  • Author:moro(諸葛正弥)
  • 自己紹介
    ・教育技術コンサルタント
     T's skill教育技術研究所代表
    ・NPO法人交流分析協会会員
     交流分析士
    ・日本教育工学会 会員
    ・建築家

    ■明治図書より
    進学塾講師が書いた日本初の教育図書
    「人気塾講師直伝!イラスト図解でわかるプロ教師力アップ術55」を出版
    現在、第7版
    ■毎日コミュニケーションズより
    「フィンランドメソッド実践ドリル」を出版
    現在、第5版
    ■メールマガジンも発行しています
     「せんせいのスキル」
    e-mail:
    長年の大手進学塾講師経験や研修担当経験を経て「T's skill教師塾」を設立し、塾講師出身の教員研修講師として活動。
    私立中高一貫校、教育委員会、専門学校など研修や講演、顧問などを通じ、学校教育改革を提案中。

    これまでの数々の講演・研修ではこれまでの研修と違う、こういう研修を早く受けたかった、と高い評価を頂いております。

    T's skill「教師塾」を開催
    授業技術の研修・講義など各地で実施
    各種教育セミナーも開催予定
    全国から数多くのお問い合わせを頂いております

    2008年メディア関連の履歴
    ■NHK「おはようニッポン」
    ■TBS「ピンポン」
    ■ラジオ「J−WAVE」
    ■雑誌「R25」
    ■新聞「日刊ゲンダイ」
    ■雑誌「東洋経済」(書評)
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