子供の才能を伸ばす教育を
教師塾、教員研修、セミナー、講演などの活動と、 教育への想い、教育論を語ります。 「教師」「保護者」そして「子供に関わる多くの方」へのメッセージ @T's skill教育技術研究所
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葛藤
私の中に葛藤がありました。
学級崩壊、いじめ、様々に取り上げられる学校教育の
現場で起こる諸問題。

それらは何が原因なのか。

私は思う。
そして、先日、ハッキリと考えを改めさせられた。

子供が悪い、と言うのは簡単です。
けれど、考えてみると、それは間違いだと思うのです。

子供がその様な行動に出るのには
原因がある。
決して本当の悪意で行動をしているのではない。
初めから悪意を持って生まれた子供などいないから。

教師が「問題行動」と呼ぶ生徒の行為は
きっと、子供のやり場のないメッセージなのかも知れない。

大人の発したマイナスのストロークを
どの様に発散して良いのか。
それが行動に出た、それだけなのだ。




先日、ある講演で

家庭で、子供を褒める言葉と叱る言葉、
どちらが多いですか。


と問いかけられた。
9割の方が叱る方が多いと答える。

叱るばかりで、子供の心のどこに自己肯定感が育ち、
愛が育っていくのか。
褒めるのには褒める材料がいる、
そう思っている方が多いかも知れない。

そんな事は無い。
褒めることは条件なんていらないんです。
試しにやってみませんか?
毎朝、笑顔で「おはよう!」と声をかけることを・・・

それだけで、子供にすれば
素直にはなれないかも知れないけれど、
充分に無条件の肯定ストロークを受け取れるのです。
条件付で褒められるより、ずっと心地の良い、
無条件の存在認知という欲求が満たされます。

それがどれほどの安心感を生むか。


例えば、そんな簡単なこと。
そういった行動の積み重ねがきっと、
心を育てるのです。


さて、教師。
生徒の前に立ち、数多くの子供を育てる者。
相手にする子供は必ずしも、家庭でその様な自己肯定感を
得られているとは限らない。

様々な子供がいることでしょう。
問題行動を起こす子供もいるでしょう。

だからこそ、向かい合いませんか?
明るく挨拶交わしましょうよ。
挨拶されるのが当然、という顔をしていないで、
笑顔を交し合いましょうよ。

授業で生徒の心を震わせましょうよ。
生徒に表現しましょうよ。
全力で、心を込めて。

教師がそこに、心を込めずに何が教育か。
心を込める、意外に難しいんです。

心を込めるとは、目に見えないから、
学級が崩壊したり、生徒との関係で上手くいかない
先生に限って
「私は心を込めています」
「やる気はあります」
と言い訳をする方が結構いる。

笑わせないで欲しい。

教師のやる気、本気、そして情熱を
表現していないんです。
生徒にちゃんと、伝わるように・・・

教師とは、教室を舞台として、演じる役者です。
思っているだけではダメなのです。
教師として、伝えるべきことを
「言葉」だけでなく、「全身で」表現しなければいけないのです。

なぜなら、アルバート・メラビアンによれば
コミュニケーションにおいて伝わる情報の内
印象に残るのは、非言語コミュニケーションが93%も占めるから。

目を合わさずに、
身振りで表現せずに、
声で表現せずに・・・

一体何で表現をしようと言うのか。

語りで感動?
語りで感動をさせたいなら、「夜回り先生」の講演会へ
行ってみると良い。
オススメです。
あなたのその考え、壊してくれるでしょう。

全身で、そして、声の調子で、リズム感で
あなたの心を震わせてくれるはずです。
語りとは、そうでなければならない。

教師が想いを表現することに躊躇して
何が心の教育か。

それで生徒が心を開いてくれない
教室管理が上手にできない

当たり前です。
想いを表現しない、伝えようとしない教師に
誰が信用し、ついていこうとするだろうか。


私は私の研修でよく言います。
表現するのに、「照れ」は厳禁だ、と。

あなたが照れて、表現をためらうことで
生徒に伝わる情報が一気に目減りをしていくのです。
どれだけ良い話をしているつもりでも、
それは薄っぺらいものへと変わっていくのです。

もし、心当たりがあるのなら
もったいない。
自滅をしていますよ。

それでクラスがまとまっていないと悩むのなら
考え直した方が良い。
あなたは本気で表現する術を身に付けなければいけません。

プライドを捨てませんか?
そして、殻を破って、子供のために表現できる自分になりませんか。


学校の研修に行くと強く感じます。
研究授業や単なる座学研修、多いですよね。
プライドと理屈という鎧を身に纏って、
あなたの心、想いが見えなくなってしまってはいませんか?

本当に必要な研修は、そんな事なのですか?
だから投げ掛けたい。

「褒めましたよ」という先生が多いけれど、
実際には「褒めている風」な先生が多い。

「褒める」という行為をすることで終わっていて、
伝える、という意識が薄過ぎる。

相手は生身の人間なんです。
相手があって初めて成り立つのがコミュニケーション。
相手を見ないで、何が「褒めましたよ」なのか。

伝わらなければ、教師の力不足。
表現ができていないのです。


以前にある先生に言われました。
そうは言っても諸葛先生、そんなに表現したら疲れちゃいますよ。

何を馬鹿な・・・
本気で表現しないで、一体あなたは何を伝えようと言うのか。

1日10時間の授業が毎日続いても、
私は全力で表現をする。
それが当たり前だと思っています。
実際にやってきました。

だから、1日授業が終わると
本当に疲れる。
全身の力が、魂が抜ける様な疲労を覚える。
けれど、そこまで本気なら、生徒は応えてくれます。

半端な接し方や腰の引けた表現は返って逆効果。
生徒から見れば、「この先生、本気じゃない」
と見抜かれることでしょう。
問題がある生徒がいるクラスで、嫌々授業なんてしてみたら
そんな事は即座に見抜かれます。
だって、問題のある生徒、と言われているその子は
大人から、他の教師から、常にそういう目で見られているのです。
そんな大人達の態度に敏感で無いはずがない。

そこで教師が踏み込んでいかずに、
「やっかいだな」「触れたくないな」という想いで臨んだら

「やっぱりお前もか」

とその生徒から思われるに違いない。
そこでどんな言葉を投げ掛けたって、響くはずがないのです。


気付いて下さい。
教師こそ、本気で表現する力を身に付けなければならないのです。
役者になりきって、
問題のある生徒にこそ、
「教師としての姿、あなたの情熱、あなたの本気」を
伝えた風、ではなく、「伝えきる表現」をしていかなければ
決して変わることなどないのです。


そんな事を言っても、うちで問題のある生徒には通用しないよ。

それこそ、何を馬鹿な!
そんな風に思って行動している内は
絶対にその生徒の心を掴むことなどできやしない。
本気で、心で接して、何度も何度も裏切られても、それでも
態度を変えない、その行動が心を伝える、という事なのではないか。

問題のある生徒に力で対抗し、押さえ込もうとするから、
余計に通用しないし、半端なら尚更なのです。

全人格をもって生徒と接するのが教師。
点を取らせれば良いだけの塾講師とは違う。

と塾講師である私に多くの先生が仰います。
それなら人間対人間、としてそういう問題行動を起こす生徒にこそ
その心の欲求を、叫びを、聞いてやって欲しい。
本気で耳を傾けて欲しい。

偉そうに聞いてやるよ、ではなく・・・


様々な問題・・・
子供のせい、家庭のせい
それもあるかも知れない。
けれど、教師が何もしなくていい、責任が無いなんてことは
全く無い。


ブログの中で、ここまで強い表現をするのは
正直、抵抗があります。
けれど、どうしても伝えたい。
だから書きます。
失礼な表現もあったと思います。

けれど、これは実際に公立、私立の何百人という
先生方に研修をしてきた経験から感じた正直な本音です。
こんなに荒い表現は公のブログではもうしません。

単なる批判と思われて終わる可能性も充分にありますから。
文章とは怖いものです。
感情を表現しているつもりでも、
実際には読み手の解釈でどの様にでも変わってしまうから。
だから、私の本音、想いを綴るのは
講演でのみ、しようと思います。

それが最もちゃんと伝わるから。

不快に思われた先生方もいらっしゃるかも知れません。
申し訳ございません。
ちゃんと、全力で生徒と接している先生が数多くいらっしゃることも
もちろん承知しています。

けれど、
教育再生会議で議論されていること
本当にそれで良いのか、その前に、もっと足元を見て欲しい。
そんな想いで一杯なのです。

学校教育の歴史は長いから

そんなプライドにいつまでしがみつくのか。
教育とは人が人を育てるもの。
人を見ない教育改革に、どんな未来が待っているのか
私には不安で仕方が無い。
この記事に対するコメント

 普段「教える」ことだけに特化している人間を集めて「教える」ことを「教える」わけですからさぞ大変だと思います。
 ブログを読んでて素朴な疑問なのですが、研修を受けに来る人はなぜ講義に対して批判的、挑戦的、自分に対して保守的なのでしょうか?日常の自分に不足感を感じたり、更なる高みを望んで受講されているのであれば、反発するのではなく、多くのことを吸収することのほうが大事だと思うのですが・・・
 皮肉にもここで諸葛さんが書いている内容、指摘は一般的な社会では議論するまでも無い程度の常識です。営業でも販売でもコミュニケーションは大切ですし、相手の性格や態度は選べないですから。
 先生の場合相手する対象が自分より格下なのできっと研修や日常生活にもその癖が抜けてないのでは・・・と思います。
 ひどい言い方かも知れませんが、先生が「先生」であるのは限られた一定のフィールドだけなのだと自覚してほしいものです。
 日本の未来を担うのは今の子供、その子供の未来を与えるのが先生 というくらいの意識で頑張ってもらいたいです。
【2007/03/03 15:59】 URL | ☆ #- [ 編集]


☆さんコメントありがとうございます。
そして、申し訳ございません誤解を生んでしまいました。
私の教師塾に来られている方の名誉の為にも
弁解させて頂きます。
教師塾に参加されている受講生は、ほとんどが意欲的です。
とても熱心な方が多いです。
新人でも驚くほど、真剣です。


けれど一方で、私は学校長などの要請で
校内研修の講師を行なうことが多々あるのです。
その場合は、必ずしも出席したい、
という先生方ばかりではない、
研修として強制的に参加をさせられているという一面
だけではなく更には塾講師風情が何しにきた。
と思われることも少なくないのです。

きっと、そんな部分が
上記の様な現象を生んでしまっているのではないかな、と
思います。
また、その辺りは私の力量不足でもあるな、と反省させられる
ところでもあるのです。

☆さんの疑問に思われている部分、
誤解を招いてしまって申し訳ございません。


【2007/03/03 16:43】 URL | moro #- [ 編集]


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学校教育について

学校教育学校教育(がっこうきょういく)とは、学校で行われる教育のことである。学校教育のことを公教育(こうきょういく)と呼ぶこともある。(ただし、公教育という言葉は、学校教育のうち、国立学校や公立学校の教育に限定されることもあり、さらに国立・公立の図書館や 教育問題.com【2007/03/16 11:00】

プロフィール

moro(諸葛正弥)

  • Author:moro(諸葛正弥)
  • 自己紹介
    ・教育技術コンサルタント
     T's skill教育技術研究所代表
    ・NPO法人交流分析協会会員
     交流分析士
    ・日本教育工学会 会員
    ・建築家

    ■明治図書より
    進学塾講師が書いた日本初の教育図書
    「人気塾講師直伝!イラスト図解でわかるプロ教師力アップ術55」を出版
    現在、第7版
    ■毎日コミュニケーションズより
    「フィンランドメソッド実践ドリル」を出版
    現在、第5版
    ■メールマガジンも発行しています
     「せんせいのスキル」
    e-mail:
    長年の大手進学塾講師経験や研修担当経験を経て「T's skill教師塾」を設立し、塾講師出身の教員研修講師として活動。
    私立中高一貫校、教育委員会、専門学校など研修や講演、顧問などを通じ、学校教育改革を提案中。

    これまでの数々の講演・研修ではこれまでの研修と違う、こういう研修を早く受けたかった、と高い評価を頂いております。

    T's skill「教師塾」を開催
    授業技術の研修・講義など各地で実施
    各種教育セミナーも開催予定
    全国から数多くのお問い合わせを頂いております

    2008年メディア関連の履歴
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    ■TBS「ピンポン」
    ■ラジオ「J−WAVE」
    ■雑誌「R25」
    ■新聞「日刊ゲンダイ」
    ■雑誌「東洋経済」(書評)
    ■出版「フィンランドメソッド実践ドリル」
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