子供の才能を伸ばす教育を
教師塾、教員研修、セミナー、講演などの活動と、 教育への想い、教育論を語ります。 「教師」「保護者」そして「子供に関わる多くの方」へのメッセージ @T's skill教育技術研究所
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出席を取る意味
学校の先生に研修をするようになって
最初に驚いたことが「出席を取らない」ということでした。

座席を見れば、誰がいないのかが分かるから
そこだけチェックをすれば済む、と言うのです。

確かに効率が良いのかも知れませんが
逆に私にすれば、とてももったいないと感じます。

ただ、居るかどうかの確認、と思えば
省略したいところなのですが、
きっとそこにはそれだけではない意味があると
思うのです。


なぜ、学校において、先人が一人一人名前を呼んで
出席を取る、という面倒な行為をする様になったのか。

そのルーツは詳しく知りませんが
私には在籍確認以外に、もっと大切な意図があると感じています。

それはきっと生徒の側になって見ると
見えてくるものかも知れません。


では、その前に1つ質問を投げ掛けたいと思います。

40人の学級で授業をしたとして
全員と教師が会話のできる時間を作ることができますか?



大人しい生徒、目立たない生徒に対して
その生徒の存在認知の欲求を満たしてあげる時間を
確保するのはとても難しいと思うのです。

悪目立ちしない、良い子だから、つい放ってしまって
いないでしょうか。
いわゆる普通の子、は集団の中に埋もれてしまって
教師から刺激を受け取ることのできる時間は非常に
少なくなってしまいがちです。


けれど、出席はどうか。
生徒ができた、できない、に関わらず
無条件に教師と生徒が接することができ、
お互いの存在を確認することが出来ます。

名前を呼び、返事をし、そこで目線を合わせる。

たったそれだけのことですが、
そこには確実に「先生は自分のことを見てくれている」という
安心感と存在認知の欲求を満たすのに充分な瞬間になっているのです。


その小さな関わりが
その先の授業や教師との関わりを
どれだけプラスなイメージに変えることができるか。

私はその可能性をもっと見直していきたい。

時間を考えると
効率的ではないですが、
そこで伝えられること、人間対人間の関わり、と重視して
本当に全人格をもって関わるのであるなら、
大切にするものの一つがそこにある様な気がしてなりません。

それは決してテクニックと言うのではなく
当たり前の関わり、ではないでしょうか。


だから、私は出席を取る意味を説き続けます。

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プロフィール

moro(諸葛正弥)

  • Author:moro(諸葛正弥)
  • 自己紹介
    ・教育技術コンサルタント
     T's skill教育技術研究所代表
    ・NPO法人交流分析協会会員
     交流分析士
    ・日本教育工学会 会員
    ・建築家

    ■明治図書より
    進学塾講師が書いた日本初の教育図書
    「人気塾講師直伝!イラスト図解でわかるプロ教師力アップ術55」を出版
    現在、第7版
    ■毎日コミュニケーションズより
    「フィンランドメソッド実践ドリル」を出版
    現在、第5版
    ■メールマガジンも発行しています
     「せんせいのスキル」
    e-mail:
    長年の大手進学塾講師経験や研修担当経験を経て「T's skill教師塾」を設立し、塾講師出身の教員研修講師として活動。
    私立中高一貫校、教育委員会、専門学校など研修や講演、顧問などを通じ、学校教育改革を提案中。

    これまでの数々の講演・研修ではこれまでの研修と違う、こういう研修を早く受けたかった、と高い評価を頂いております。

    T's skill「教師塾」を開催
    授業技術の研修・講義など各地で実施
    各種教育セミナーも開催予定
    全国から数多くのお問い合わせを頂いております

    2008年メディア関連の履歴
    ■NHK「おはようニッポン」
    ■TBS「ピンポン」
    ■ラジオ「J−WAVE」
    ■雑誌「R25」
    ■新聞「日刊ゲンダイ」
    ■雑誌「東洋経済」(書評)
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