子供の才能を伸ばす教育を
教師塾、教員研修、セミナー、講演などの活動と、 教育への想い、教育論を語ります。 「教師」「保護者」そして「子供に関わる多くの方」へのメッセージ @T's skill教育技術研究所
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ほめること
5/14に都内のある中学校にて
校内研修を行なってきました。

その中のテーマは「表現力」と「ほめる」という
2つの題目だったのですが、その研修には何人かの
学生さんも見学に来ていました。

研修後、学生さんの意見として
「ほめ方が大袈裟で、馬鹿にしている様に見える。」
「相手のキャラクターによって変えなければならないのではないか。」
という意見が出ました。

そうなんです。
全くその通り。
けれど、さすがは一流大学の学生さん。
理屈が先行していらっしゃる。


今回の研修で
「表現力」というテーマに、なぜ「ほめる」という
テーマがくっついていたのか、

その本質を理解して頂けたらと思ったのですが
残念ながら伝わらなかった様です。

「伝わらなければ、ほめても意味が無い」
そのために、
素直に感じた「ほめる感情を表現する」という事が
非常に重要であり、それが基本なのです。

その基本ができる前に
「こういう子もいるから」
「このような場合は通じないから」と、
理屈を並べていったのなら、
それは、あの研修の場での効果を考えた場合に

表現をすることに対する
「やらなくても良い理由探し」
を自ら与えること以外に他なりません。

簡単に言うなら
表現しないでほめる手法とそのケーススタディをあの場で紹介し、
解説したのなら、間違いなく多くの方が
「この生徒は〜だから」という理由を探し、
表現の足りないほめ方のままで良い、という発想をすることでしょう。

なぜなら、これまで表現の足りない方にとって
「表現することは確実に照れ臭いし、エネルギーを必要とすることだから」
理屈は理解しても、自分が実際にやるということについては
できることなら、避けたいと思うのが普通なのです。

それなら「表現力」についてお伝えした意味がない。

伝えたかったことは
「ほめたつもり」ではなく、生徒にしっかり伝わる様に「ほめる」
表現をしっかりやりましょう。
という基本を示すこと・・・

まずは、「ほめる感情表現」を伝わるようにできる、
その基礎基本ができてはじめて、
ケースバイケースの対応、応用を学ぶ意味があるのです。
だからこそ、
その先生のほめ方に幅ができ、
更に多くの生徒に対して適切なほめ方をできる様になるのです。


ケースバイケースの手法・テクニックを議論するのはその後です。
先にその議論が必要だ、と言うのであれば、
基礎を教えずに公式だけを与える授業と等しい。
そんな研修だったらやらない方が良い。



研修でもこれは授業と同じ。
まずは表現すること、に対しての共通認識ができれば
その周辺の事柄について研修がし易くなる。
これから先、突っ込んだ話をできる様になるための
共通の土台作りの第一歩なのです。

今後も、研修を行なう機会があることでしょう。
その時に、もっと踏み込んだ議論が交わせる、
その土台を作っている真っ最中です。

研修を作る、とは
人を育てることに他なりません。
その中で、私は拙いながらも自分のできることを全力で伝えたい。

だからこそ、
今、この瞬間に何を伝えるべきかを考えます。
その先の、もっと大きなものを先生方にはつかんで欲しいから。


今日、見学にいらっしゃった学生さんにも
いつか、その想いが伝われば幸いです。
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プロフィール

moro(諸葛正弥)

  • Author:moro(諸葛正弥)
  • 自己紹介
    ・教育技術コンサルタント
     T's skill教育技術研究所代表
    ・NPO法人交流分析協会会員
     交流分析士
    ・日本教育工学会 会員
    ・建築家

    ■明治図書より
    進学塾講師が書いた日本初の教育図書
    「人気塾講師直伝!イラスト図解でわかるプロ教師力アップ術55」を出版
    現在、第7版
    ■毎日コミュニケーションズより
    「フィンランドメソッド実践ドリル」を出版
    現在、第5版
    ■メールマガジンも発行しています
     「せんせいのスキル」
    e-mail:
    長年の大手進学塾講師経験や研修担当経験を経て「T's skill教師塾」を設立し、塾講師出身の教員研修講師として活動。
    私立中高一貫校、教育委員会、専門学校など研修や講演、顧問などを通じ、学校教育改革を提案中。

    これまでの数々の講演・研修ではこれまでの研修と違う、こういう研修を早く受けたかった、と高い評価を頂いております。

    T's skill「教師塾」を開催
    授業技術の研修・講義など各地で実施
    各種教育セミナーも開催予定
    全国から数多くのお問い合わせを頂いております

    2008年メディア関連の履歴
    ■NHK「おはようニッポン」
    ■TBS「ピンポン」
    ■ラジオ「J−WAVE」
    ■雑誌「R25」
    ■新聞「日刊ゲンダイ」
    ■雑誌「東洋経済」(書評)
    ■出版「フィンランドメソッド実践ドリル」
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