子供の才能を伸ばす教育を
教師塾、教員研修、セミナー、講演などの活動と、 教育への想い、教育論を語ります。 「教師」「保護者」そして「子供に関わる多くの方」へのメッセージ @T's skill教育技術研究所
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研修の現場から1
私は
学校の先生へ
教育の技術をお伝えしていくための
研修・指導・講演を行なっています。

そして私は進学塾講師の出身であり
学校の世界の外にいた人間です。

幸いなことに
公立、私立問わず多くの学校と関わりを持ち
研修、講演などをさせて頂く機会を得て
数多くの体験をしました。

そこで目の当たりにした
研修の現場で感じたことをお伝えしていきたい、と思います。


やはり、それは
教師の現実を正しく知って欲しい。

という願いが強く込められています。



マスコミをはじめとする多くのメディアは
教育問題を取り上げ、面白おかしく教師バッシングをしたり、
必要以上に問題教師を取り上げては不安や不信感を煽ったり
しています。

それらがまるで、
学校にいる全ての教師がそうであるかの様に・・・



確かに、問題な教師がいる、ということも事実。
実際に指導力不足と言われる先生を指導したこともあります。

けれど、それが全てではないし、
全体の中のほんの一部であり、
そういう教師も教師自身が指導力不足を認識し、何とかしたいという
強い想いを持って努力している方も多いのです。


そして、思うのです。
教育問題と称し、
教師をバッシングして、その先に、
メディアは一体何をしたいのか?

必要以上に保護者、生徒の不信感を煽って
関係のない教師に対する価値観まで下げて、
その縦の関係を崩すために報道をしている。

そう思えることすらある。


問題の教師を取り上げることで
問題提起をしているんだ、と
大上段に構えて、偉そうに語るのかも知れません。

過去にあるメディアの方に叱られたことがあります。

「それならあなたは今の教師が問題ないとでも言うのですか?」と・・・


その問いに答えるなら
「はい、多くの教師には問題はありませんよ」
と答えるでしょう。

問題な教師がいるのなら
それを取り上げることに異議はありません。
そして、事実を隠し、学校を聖域の様に過剰な擁護をすることも反対です。
けれど、一部の問題が学校全ての現実であるかのような扱いをするのは
いかがなものか・・・



私は教師という仕事に就くのなら
学ぶ姿を見せて、成長する姿を見せることも仕事だ
と思っています。

けれど現実はどうだ。

教師が研修を受ける、と聞くと
「問題があるから研修を受ける」というイメージで生徒、保護者が
視線を向けてはいないだろうか。

指導力不足の教員が再教育を受ける、かの様な・・・


私は学校に直接行って、
先生の生の授業を拝見させて頂いて
その指導、アドバイスをすることが多くある。

そのとき
後ろから教室に私が入ると生徒達が気にする。
そこでの私の存在をどう紹介するかは先生方にお任せすると・・・

「先生達も日々、授業の腕を上げるために研修しているんです。」
と説明することが多い・・・

けれど
そこで、優秀な先生が自己研鑽で研修をしている際でも
「先生に問題があるの?」と聞いてくる生徒がいたりする。

研修を受ける=問題がある
そんなイメージがついてまわるのはなぜだ。

学校の授業を直接見に来るのは止めて下さい、と言われることもある。
その理由は
「生徒が教師に問題がある」と勘違いするから、と・・・

教師が生徒のために自己研鑽を積むことの何が悪い。
そんなイメージが定着したのは一体なぜだ。

問題教師を取り上げ、それが全ての様に煽り、
再教育しなければならない、と研修に結び付けることで
定着したイメージではないのか。




それが多くの一生懸命仕事をする教師が自己研鑽しにくい
イメージを作り上げている様にも感じます。

まともなら研修が必要ないか?

とんでもないことです。
それこそ勘違いも甚だしいことでしょう。
常に向上心を持って学び、より良い指導ができる様にする。

それは当たり前のことです。
生徒のためにも重要で、かつ必要なことです。



なのに、
研修=問題教師
先生が学ぶ=恥ずかしい

そんなイメージが出来上がっている様に感じるのは
私だけではないはずです。

研修会や勉強会を開いて自己研鑽をする先生方は
数多くいらっしゃいます。
けれど、そういう姿はなかなか取り上げられない。
きっと、まとも過ぎて視聴率が取れないのでしょう。

取り上げたとしても
教師が熱心だ、ということが前に出ることは少ないものです・・・


私が取材される時も多くは

私が行なっている取り組みが面白い、という観点で
取材しようと感じるみたいです。

教師が学ぶための講座がある。
それ自体が目新しく映るみたいですが、
実際には色んな場所でセミナーや研修会などは実施されている
もので、新しいものではないのです。

ただ、研修の切り口が
他とはちょっと違うだけのこと。

教師が学ぶ選択肢の一つを増やしたに過ぎません。


ですから取材を受ける際は慎重です。
面白おかしく教師の努力を茶化す様であったり、
真剣に学ぶ先生方の立場を悪くする様なものであれば
一切、お断りをしています。

それは
努力している先生方の姿をちゃんと広めて欲しいから。

研修=問題教師 ではない、ということを
正しく伝えて欲しいから・・・


今は悪循環が教師の大きな足枷になっている気がします。
教師も研修をする、ということに積極的になって欲しいです。
周囲も自己研鑽をする教師を応援して欲しいものです。
その環境が今の教育をより良くする好循環を生むための
大切な要素の様になるのではないでしょうか・・・


次回は学ぶ教師、学ばない教師についてお話します。

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プロフィール

moro(諸葛正弥)

  • Author:moro(諸葛正弥)
  • 自己紹介
    ・教育技術コンサルタント
     T's skill教育技術研究所代表
    ・NPO法人交流分析協会会員
     交流分析士
    ・日本教育工学会 会員
    ・建築家

    ■明治図書より
    進学塾講師が書いた日本初の教育図書
    「人気塾講師直伝!イラスト図解でわかるプロ教師力アップ術55」を出版
    現在、第7版
    ■毎日コミュニケーションズより
    「フィンランドメソッド実践ドリル」を出版
    現在、第5版
    ■メールマガジンも発行しています
     「せんせいのスキル」
    e-mail:
    長年の大手進学塾講師経験や研修担当経験を経て「T's skill教師塾」を設立し、塾講師出身の教員研修講師として活動。
    私立中高一貫校、教育委員会、専門学校など研修や講演、顧問などを通じ、学校教育改革を提案中。

    これまでの数々の講演・研修ではこれまでの研修と違う、こういう研修を早く受けたかった、と高い評価を頂いております。

    T's skill「教師塾」を開催
    授業技術の研修・講義など各地で実施
    各種教育セミナーも開催予定
    全国から数多くのお問い合わせを頂いております

    2008年メディア関連の履歴
    ■NHK「おはようニッポン」
    ■TBS「ピンポン」
    ■ラジオ「J−WAVE」
    ■雑誌「R25」
    ■新聞「日刊ゲンダイ」
    ■雑誌「東洋経済」(書評)
    ■出版「フィンランドメソッド実践ドリル」
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