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| 研修の現場から7 |
私は仕事柄、 教員採用を目指す方々を指導することも少なくありません。
そうは言っても 教員採用試験対策をしているのではありません。 あくまでも、実技に関する部分での指導です。
さらに言えば実技試験のため、というより 採用試験を目指す方が、 採用後、4月から先生として生徒達の前に立って、 実際に授業をしなければならない、ということへの不安から 授業の技術について練習をしておきたい、というものです。
教育実習の経験はあるものの、 4月から教壇に立つことへの不安を持っている方は 結構いらっしゃいます。 特に社会人採用などで、教育実習を経ないで教員になられる方には その不安はとても大きいものと思います。
そうした研修を通じて 考えることがあるのですが・・・
やはり、新人の先生を急に現場に立たせてしまう この現状は育成上、良い環境ではない様に思います。
話は変わりますが 新人の教師が小学校1年生や中学校1年生など 学校生活の基盤を作るべき学年を持たされているケースも 数多く見受けられ、驚くことがあります。 果たして1年目の初任者の教師に そうした児童・生徒達に対して小学校6年間、中学校3年間を 過ごす上での土台作りという大任を任せて良いものか、 考えさせられることがあります。
児童・生徒と共に教師が育つ という考え方を否定するつもりはありません。 けれど、それを全肯定するつもりもありません。
教師が育つその裏側で、間違いなく生徒の貴重な時間を 使っている訳ですから、そこには責任が伴います。 教師の側の論理でいけば、 教師が失敗をしても、それを通じて生徒が学ぶことも あるだろう、教師がそれで成長することが大切。 と言えるのかも知れません。
でも、生徒にとって、 それは果たして本当に必要な経験か。 過ぎ去った生徒達の時間を返すことはできないのですから 指導を間違えたので、ごめんなさい、では済まないのです。
相手の人生の一部に関わっている という自覚があれば、そこに異論はないはずです。
さて、話を戻します。 そんな事を言ったら 新人の先生に授業を持たせることができないじゃないか。 と言われそうです。
でも、私は極端な意見であることを承知で 「その通りです。」と言ってみようと思います。
もちろん、全く授業を任せない、のではなく 部分的に関わって、経験を積む期間が必要なのではないか、 と考えています。 団塊の世代が抜けて、世代交代が必要な時期がきています。 悠長なことは言っていられないことも承知です。 けれど、それで多くの新人を登用して 育てることを忘れては 日本の教育の質は更に下がってしまう。 そんな危機感があるのです。
ですから 私は教員のインターン制度というものを導入してはどうかと 考えています。 採用希望者が1年間の実務経験を経てから正式採用にチャレンジする というもの。 実務経験は授業だけでなく、その他の校務も含めて割り振られ、 主に現職の教員のサポートする役割を担う。 授業は補習や代講などの他、 可能なら放課後プランなどでの指導を行なって経験を積む。
そのインターン期間で採用希望者も現場の現実を知り、 自身の適正を含めて、本当に教師になりたいか、 を考えることができる。 その上で、実務経験をしながらスキルアップが可能なのである。
さらに、採用する側も面接だけでなく、形だけの模擬授業だけでなく 実際の仕事を見て採用を決めることができる。 現場の教師にとって、指導しなければならない時間はできるが、 トータルすれば時間にゆとりを生むことができるだろう。 そうすれば、生徒や保護者への対応、授業の準備への 時間も割くことができるようになり、結果として教育サービスの 質の向上を図ることが出来る。
両者にとってメリットがあるプランだと思うのですが どうでしょうか・・・
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