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諸葛正弥の教育論
教育に関する持論や新しい教育のあり方について、教師として、または保護者として、様々な切り口でお話します。(元タイトル:子どもの才能を伸ばす教育を)
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大きな声は必要か
パフォーマンスに長けた方の授業は
総じて、声が大きいと感じます。


それは教室全体を巻き込むエネルギーが
そこにはあるからではないでしょうか。

単に授業の内容を教室全体に届ける
というだけなら、そこまで大きな声は必要ありません。

ですが、
実際に授業をしてみると、
生徒が持つエネルギーもすべて取り込んで
巻き込める力がなければ、その流れに飲まれて
しまうことでしょう。


先生が必要なタイミングで
きちんと意志を伝達するには、
そうした流れもすべて飲み込んで教室全体を
自分の空間としてつかむことが必要です。

そこで必要なのが、
発声なのです。

単に大きければ良い、
というのであれば怒鳴れば良いのでしょうが、
実際にはそうではなく、
通る声と力強さとメリハリで
強い印象を与えることが重要なのです。


結果として、
強い印象を与えるために、
実際よりも大きな声に聞こえる、
という現象が起こります。
(ただ、大抵、実際に大きいですが・・・)


しかし、
研修をしていると、
小さな声しか出せない、
または、大きな声しか出せない、
という方もいらっしゃいます。

身体的な要因であるケースを除けば
それは伝えようとする技術と努力が不足している、
と言えるでしょう。

私たちは生身の人間同士が教室という空間に集まり、
言葉という道具を使って、コミュニケーションを通じて
学習という行為を行なっているはずです。

そこに、伝えようとする努力が欠けてしまっていては
それだけ授業の計画を準備をしても
最大限に伝えることはできません。


そんなことをしなくても、
きちんと準備をしていれば、
いずれ伝わるものだ、という意見も聞きますが、
伝える努力を最大限に行なった上でならともかく、
そこを怠った上での話しなら、
それは単なる「やらない理由探し」の言い訳でしかありません。


物事を伝えることに熱意を込めない先生の言葉に
どれだけの説得力があるのか、
という観点で考えても、伝える努力の重要性はわかると思います。


さて・・・
そこで重要なことが、
発声による表現の幅を広げること、です。


大きな声が出せることはもちろん、
小さな声で注目を集めたり、落ち着いた時間を表現したりする、
という具合に、声の表現の幅を広げて、
伝えたい事柄を的確に表現できる技術を身に付けていくことが、
本当の意味で、教室全体を巻き込むインパクトのある発声を可能にする技術の土台になるのです。


授業という行為は
ある意味で演劇と通じます。

教師は役者、教壇はステージと思えば良いでしょう。

通常、舞台で演じる役者は、
当然、表現に関するさまざまなトレーニングをして
舞台に立つ訳です。

同じように言葉と身振りで物事を表現し、
物事を伝える教師は、表現のトレーニングをしないで良いのか。

私はもっと表現を鍛えるトレーニングが
必要だと思っています。

ぜひ、教室全体を巻き込み、
生徒が熱中する授業を実現するために、
表現の力を身に付けていきませんか。

■目次
 ・1.授業の手法         ・・・授業における様々な課題を取り上げたコラムです
 ・2.ほめる・しかる        ・・・ほめるとき、しかるときに生じる課題を取り上げます
 ・3.生徒とのコミュニケーション・・・コミュニケーション、人間関係構築に関する課題を取り上げます
 ・4.成績の向上         ・・・生徒の成績を向上させる上での課題を取り上げます

■先生方のお悩みを解決します
 ・ 「先生向け個別相談」受付中
 ・ 「先端教育メソッド研究会」にて「教師塾」開催および「会誌」を発行します

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