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諸葛正弥の教育論
教育に関する持論や新しい教育のあり方について、教師として、または保護者として、様々な切り口でお話します。(元タイトル:子どもの才能を伸ばす教育を)
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クラスを立て直す
ある中高一貫校でのこと。

私立ではよくあることですが、
成績によってクラスを分け、特進クラスのようなクラスを筆頭に
序列がついていきます。

私も私立中高一貫校の出身ですが、
私の母校では、そうしたクラス分けはしていませんでしたが、
中堅下位の偏差値帯の学校では多くの場合に採用されているようです。


さて、そのクラス分けですが、
上のクラスにはできる子、成績のいい子が集まっているという点で、
指導し易いというメリットがあり、下位のクラスにも基礎をしっかり扱える、
というメリットがありますので、何の課題もなく生徒のためにもなる、
というイメージが持たれることが多いのですが、
実際には多くの問題が生じる可能性があることを理解して
それを防ぐための対応もセットでなければいけません。


しかしながら、
問題点に気付かず、放置した結果、
6年間の一貫教育の中で大きな課題を抱えてしまうことが少なくありません。

簡単に言うなら
下位のクラスで居続けた生徒が自然と持たされてしまう
「成績が悪い」生徒達というレッテルによる
自己肯定感の喪失です。

そのため、
そもそも学習に対する意欲も無くし、
やればできる、という希望も持たず、

「どうせ自分達はやってもできない」

という先入観が強くなり、
授業そのものに参加する意義を見失い、
授業態度が悪化し、さらに学習活動から離れていく
という悪循環を生み出します。


さらに選別されたクラスで
上位のクラスは切磋琢磨をする一方で
下位のクラスでは傷の舐め合いをする人間関係が構築され、
高め合う関係性を築き難い状況に陥ることも課題でしょう。




最終的に
自分達ができない理由を努力しなかったことではなく、
先生の授業や環境、学校のシステムの責任とし、
反抗的な態度で悪態をついたり、無視したりすることにより、
自分の精神を防衛するようになっていきます。

わざとふざけたり、
最初から寝てみたりすることで
「自分はやってないんだからできないのは仕方ない」
「どうせやってもできないから意味がない」

だから自分は「仕方なく」こういう行動を取るしかないんです、
という感覚で行動を起こしている、とも言えるでしょう。

そこまでロジカルに考えている、というより
「やる気がしない」「なんかムカつく」程度の衝動なのかも知れませんが、
その衝動の原因を掘り下げていくと、
こうしたことに結びついていくのではないか、と思います。


さて、
そのような生徒達に
上から蓋をするようにトップダウンでクラスを制圧しようとするとどうなるか。


ダメだというレッテルをすでに貼られていると感じている中で、
さらに追い討ちをかけるように押さえつけられ、
自分達の意思や自律の心を否定されたような錯覚を起こします。

彼らは当然、
反発することで自己を守ろうとします。

それが良い事か悪い事か、という判断に関わらず、
理屈ではなく彼等は自分達の心を守るために
感情的な反発を起こします。

さらに強い力で押さえつければ制圧できるのでしょうが、
それで学習への意欲が生まれるか、といえば
答えは分かり切っています。

学習成果など出るはずもありません。


では、どうするのか。

そうしたクラスを立て直すのなら、
まず第一に人間関係の再構築です。

彼等を理解し、共感しようとする存在になること。

押さえつけるのではなく根気強く対話することです。
話をよく聞くことです。

その中でダメなものはダメと言いつつも、
気持ちを汲んでいこうとする姿勢を持つのが大切です。


そして同時に彼等の自己肯定感を取り戻させるステップを
考えていくこと。

先生が生徒の可能性を信じている、ということを
明確に伝えること。

成功体験を演出し、スモールステップで成長実感を与えること。
できるようになってきたことを喜んでくれる存在になること。


足下・現実を見る勇気と、
チャレンジする勇気を与えるのは、
彼等の中にある自己肯定感に他なりません。

それを無くして
プライドを捨てて、今さら聞けない基礎から学び直すという現実を
受け入れて、できないことへチャレンジしていこうとする勇気は生まれません。

だから、勇気を与え、
その背中を押せる関係を築くことが大切なのです。


短史眼的な関わりではなく
長期的なビジョンを持って少しずつ関係を強固なものにして
最終的な学習成果を出せる、学ぶことにきちんと取り組めるクラスへと
立て直していきましょう。


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