諸葛正弥の教育論
教育に関する持論や新しい教育のあり方について、教師として、または保護者として、様々な切り口でお話します。(元タイトル:子どもの才能を伸ばす教育を)
06 | 2018/07 | 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
ヒューマンキッズサイエンス東雲教室・ロボット教室へ
■江東区・東雲にロボット教室・新規開校!ヒューマンキッズサイエンス東雲教室 ホームページ
■教育ブログをお探しの場合はこちらを参考にして下さい。(別ウインドウが開きます。)
        にほんブログ村 教育ブログへにほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ
■お問い合わせはこちらからメールにて受け付けております moro@t-skill.com までお気軽にどうぞ
メルマガ登録・解除
購読無料◆勉強ができる子は何が違うのか。どんな習慣を身につければ良いのか、など。「できる子」を育てる秘訣を紹介します。>> サンプルを見る
 
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ネットコミュニケーションへの依存
ネットコミュニケーションは使い方を間違えてはいけない、
というよりは、距離感をしっかり考えなければならない、と思います。

LINEでやり取りをする学生の多さにも驚かされるが、
そうしたネット上のコミュニケーションツールを利用するのが
当たり前になっている時代だからこそ、
その使い方や距離感を学ばなければならないはずである。


さて、既存のコミュニケーションツールとして、
まずは「電話」と「メール」を比較をしていこうと思います。

「電話は暴力」
ということはピンと来るでしょうか。

電話が当たり前に普及したいま、
そんな風に思う人は少ないかも知れません。

しかし、なぜ暴力なのか。

私は設計事務所に勤め始めたころ、
この話を当時の上司から教えてもらいました。
私も初めはよく分かりませんでしたが、
メールや手紙との違いを考えるとよく分かりました。

「メール」は送信したいときに送り、
送られた側も自分が開きたいときに開き、
返事をしたいタイミングで返事ができる。

すなわち、
送る側も受け取る側も、
自分の都合でやり取りすることができるのです。
(もちろん、時間帯の配慮は必要ですが・・・)

たとえば
料理をしている最中にメールが来ても、
とりあえずは置いておいて、
一段落してからメールを見て、返事をすることができる。


さて、電話はどうでしょう。

電話は鳴った時に取らなければ
コミュニケーションを行なうことができません。
要は電話が鳴るということは
悪い言い方をするならば
「いま電話に出なさい」
と要求することと同じなのです。

すなわち
「相手に行動を強制する」
という要素を含んでいる、という自覚をしなければならないツールです、
ということです。

だから
使い方を誤ると「暴力」にもなり得るのです。


そういう道具だからこそ、
電話をかけることに対し、TPO・マナーが求められてきたはずです。
けれど、携帯電話が普及し、
いつでも電話が気軽に使えるようになったことで、
そのような暗黙のルールが薄れていっているのかも知れません。


そこにネットコミュニケーションツールが一気に普及してきました。

メールのようなやり取りを行なうツールとして、
であれば既存の距離感で良かったのかも知れませんが、
LINEのような文字によるリアルタイムコミュニケーションのツールは
そのあり方はもはや電話と同じなのかも知れません。

「既読」という機能によって、
相手が読んだ、という証拠を残させることで
「読んだのに返事をしないのはおかしい」という意識、
悪い言い方をすれば「強迫観念」を生み出し、
相手の行動を強制しようとしている、という事実に気がつかず、
いや、知っていて無自覚に「暴力」を行使している人も多いと思います。

そして、
気軽にコミュニケーションを図れることが当たり前になって、
返事がもらえる、ということが当然の権利のような錯覚に陥ってしまっているのも
ネットコミュニケーション依存の傾向ではないかと思います。

だからこそ、
「既読」なのに返事が無いのがおかしい、
という発想になる。

そこには相手の都合、というファクターが入っていない、
相手の都合すら、便利になり過ぎたネット上の機能で解消できる
くらいに思っているのかも知れません。



どれだけネットコミュニケーションのツールが便利になっても、
結局は、人と人とのコミュニケーションである以上、
相手の都合、というものが存在し、
対等のコミュニケーションをしたいのなら、
お互いに尊重し合うという発想がなければならないはずです。

けれど、
気軽になり過ぎたネットコミュニケーションのツールは
相手の都合や背景を見え難くし、
返事がすぐにもらえるという利便性の背後に、
すぐに返事をしなければならない、
という強制が伴っていることを忘れ、
すぐに返事がないと不安になる、という感覚を生み出し、
お互いがそうした強迫観念に縛られ合うことによって、
ネットコミュニケーションへの依存度を高め合っていくように思います。

それは結局、
お互いが自由度を失い、
ネットコミュニケーションに縛られて、
本来は世界を広げてくれるツールであるはずのインターネットが
視野も発想も、心も狭めてしまう道具へ成り下がってしまう結果になります。


ネットのコミュニケーションも人の顔は見えなくても
人間同士のコミュニケーションである以上、
相手の都合、背景、考え方を尊重し、
「強制力を持つ道具」である自覚をした上で、
電話と同様にTPO・マナーをわきまえて、
一定の距離感を持ちながら利用する意識が大切な気がします。

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://tskill.blog8.fc2.com/tb.php/642-a75a3179
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

moro(諸葛正弥)

カテゴリー

最近の記事

最近のコメント

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

■江東区・東雲にロボット教室・新規開校!ヒューマンキッズサイエンス東雲教室 ホームページ(※管理人が運営する新しい教室です。)
■教育ブログをお探しの場合はこちらを参考にして下さい。
        にほんブログ村 教育ブログへにほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。