子供の才能を伸ばす教育を
教師塾、教員研修、セミナー、講演などの活動と、 教育への想い、教育論を語ります。 「教師」「保護者」そして「子供に関わる多くの方」へのメッセージ @T's skill教育技術研究所
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その1 生徒を見ること
子供の学力向上のために必要なこと

それは指導要領の改訂だけではありません。
世間で論じられることがとても少ないのが残念ですが
先生や保護者がもっと子供を伸ばす教育について
知恵をつける必要があると思います。

先生は生徒を伸ばすための指導方法を

保護者は子供を伸ばすための習慣を

そして、行政は先生を育てる環境を

そのために必要なことを
学力向上へ50の提言 として連載していきます。

解かり切っている、知っていると言われる方も
多いとは思いますが
それができていない方もずっと多い・・・


そんな言ってみれば当たり前のことかも知れない
子供の才能を伸ばすための教育を
連載していくことにします。


■50の提言:その1 生徒を見なさい

 これは先生に向けたお話です。
 
 自分の授業、指導で一杯一杯になって
 (ひどい方は自分の授業に酔って)
 一人で永遠に語るだけの授業をしている方がいます。

 我々の仲間内ではそれを
 ホログラム授業、などと言ったりしますが
 そんな授業は
 先生と生徒の間に分厚いガラスの壁があるかの様に
 見えるものです。

 学校に限らず、塾でもこういう先生はいるもので
 なかなか難しい問題なのです。

私はそういう先生方に言いたい。

あなたは誰に授業をしているのですか? と・・・

生徒を本当に伸ばそうと思うのなら
生徒の反応で理解度などを確かめないで不安にならないのかな
と思ったりもします。

自分の授業、予習は完璧だ
だから、大丈夫。ついて来れない奴は頭が悪い。
と切り捨てる先生

自分で努力してついて来るように頑張るのが生徒の役割だと、
突き放して生徒を切り捨てていく様な先生

まるで冗談の様に傲慢な感じですが
現実にこの様な先生はいるのです。

極端な例なのですけれど
結果としてこの様な先生方と同じ事をしてしまっている方は
多いのも事実です。


■自分の授業を進行するので手一杯だから
 生徒を見ている余裕など無い。

確かにそうなのかも知れません。
生徒の反応を見て臨機応変に・・・
そんなことまで準備したり、考えるゆとりは無いのかも
知れませんね。

でも、その理由、もっと良く考えましょう。

この様な理由を話す方のほとんどは
生徒の反応を見たり、発問をしたりして
授業の進行が止まるのが嫌だ、怖い、という
感覚を持っている様です。

でも・・・
大切なのは授業を進行することなのですか?

授業をカリキュラム通り進めて
予定通りの授業をできなければ失敗だ、
と勘違いしていませんか。


本当に大切な事は
「授業の内容を生徒に伝えること」なのではないですか?

生徒を見ないで進行すれば予定通りに進むでしょう。
余計な気も遣わずに済むかも知れません。

けれど、
それは誰のための授業ですか?
厳しい様ですがそんな授業はもはや
「あなたの都合のための授業」以外の何物でもありません。


ですから
授業の進行が予定通りにならないことを恐れずに
生徒の反応を見て下さい。
生徒に質問をして、確かめて下さい。

予想通りの回答が返ってこないことを恐れずに
その生徒がどんな勘違いをしているのか
どんな話をすれば理解させられるか
という事を常に考えながら会話をして下さい。

それをできるようになるために
授業中、あなたが話すときは

「常に生徒を見ていること」

姿を眺めるのではありません。(笑
生徒の目を見て、生徒の心を見て下さい。

理解していない、つまらない、分かった!、なるほど
などの反応が全て生徒の目の中に現れます。

そして、私は良く言うのですが
「授業はコミュニケーション」です。

一方通行の押し付け授業では生徒に物事は伝わりません。
生徒との駆け引きを楽しみながら
生徒の反応に合わせて
授業を進めていくから、わかる授業になるのです。

それができるようになるためにも
先生はもっと

「生徒のことを見なさい」

姿だけではなく、その心を見る授業を・・・
そして、生徒のための授業をできる先生が増えることを期待します。
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プロフィール

moro(諸葛正弥)

  • Author:moro(諸葛正弥)
  • 自己紹介
    ・教育技術コンサルタント
     T's skill教育技術研究所代表
    ・NPO法人交流分析協会会員
     交流分析士
    ・日本教育工学会 会員
    ・建築家

    ■明治図書より
    進学塾講師が書いた日本初の教育図書
    「人気塾講師直伝!イラスト図解でわかるプロ教師力アップ術55」を出版
    現在、第7版
    ■毎日コミュニケーションズより
    「フィンランドメソッド実践ドリル」を出版
    現在、第5版
    ■メールマガジンも発行しています
     「せんせいのスキル」
    e-mail:
    長年の大手進学塾講師経験や研修担当経験を経て「T's skill教師塾」を設立し、塾講師出身の教員研修講師として活動。
    私立中高一貫校、教育委員会、専門学校など研修や講演、顧問などを通じ、学校教育改革を提案中。

    これまでの数々の講演・研修ではこれまでの研修と違う、こういう研修を早く受けたかった、と高い評価を頂いております。

    T's skill「教師塾」を開催
    授業技術の研修・講義など各地で実施
    各種教育セミナーも開催予定
    全国から数多くのお問い合わせを頂いております

    2008年メディア関連の履歴
    ■NHK「おはようニッポン」
    ■TBS「ピンポン」
    ■ラジオ「J−WAVE」
    ■雑誌「R25」
    ■新聞「日刊ゲンダイ」
    ■雑誌「東洋経済」(書評)
    ■出版「フィンランドメソッド実践ドリル」
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