■T's skill教育技術研究所 各種講座案内(東京都内にて開催中!)
※管理人が運営するホームページの講座案内ページへジャンプします。

■T's skill教師塾 ■「T's skill保護者塾」
■夜間授業特訓講座
■「授業特訓道場」 NEW!
■T's skill勉強会
■教育ブログをお探しの場合はこちらを参考にして下さい。 
■メールのご相談は無料で受付中 moro@t-skill.com までお気軽にどうぞ
教師の方々 :授業や生徒指導での悩み、相談
保護者の方々:子供の教育、家庭教育などの相談
そして子供達:受験に関する相談、友人関係、トラブルなど
ただ、聞いて欲しい、というメールでも歓迎です。時間の許す限り、お返事させて頂きます。
| 連載 第4回 教えた、その後が大切 |
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
授業で教えても そのままなら 絶対にできるようにならない
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
初めて数学を担当したクラスでのこと
Dさんの成績が思わしくなく 当時の私は何とかしてあげたい、と思い 補習を何度もしていました。
けれど、全く成績は上がらず Dさんの保護者にも
「こんな状態じゃ塾に行かせても意味が無い」
とお叱りを受ける始末・・・
面談や電話で話すたびに 「あんなに面倒を見てもらっているのに 成績が上がらないのはなんででしょうねぇ」 と、きつい一撃を食らい・・・
どうしても先が見えなくなっていました。
Dさんはますます苦手意識が強くなり 正直、数学が嫌い、と言っていました。
ますます 自分から数学などやるはずもなく・・・ どうして良いか、散々悩みました。
当時の職場の環境は 「誰も何も教えてくれない」 「自分の力で他人の授業を奪え」
という様な空気がありましたので 悩みを相談することもできず 一人で考え続けていました。
自分の補習での授業を見直そうと思い、 解説の計画を入念に準備をし、 補習に臨む様になりました。
当然、通常の授業もそれ以上に準備をして 臨んでいました。
分かり易い授業をする ということについては、 自信を持って授業をできていた、と思います。
Dさんの反応も上々。 「わかるようになった!」 と言って帰っていきました。
そして、次の授業のとき、 確認テストを行なうと Dさんは やはり教えたことができていない・・・
Dさんに聞くと、 「ああ、そうだった〜」 「思い出した」 という反応。
まあ、理解しているし、 覚えてもいるなら良いか、と思って放置していました。
けれど、成績が上がらない状況に変わりもなく 補習を繰り返しても成績が上がらないその事に 自分の授業への自信を失い始めていきました。
そんなある日、 補習をして、私が「どう?わかった?」と問い掛けたら Dさんが 「分かったけど、できるかどうか分かんない〜」 と、冗談のように明るく答えていたのです。
そこで気が付きました。
わかっていても 解く練習をしていないのがいけないんじゃないか。
と・・・
Dさんは補習の後 全く復習することなく わかったから大丈夫、と思って何もせずにいたのでした。
実際に解いてみること 自分で作業をすること 自分で考えること
そして、 自分の力で解答まで到達する経験をさせる
この作業をさせていなかったから 自分ではできるかどうか分からない、という発言が出たのです。
Dさん自身の中に 「できるイメージ」が無いと 家に帰って問題を解こうという気持ちが湧かないはず。
だからその日から 私は最後に必ず Dさんに例題をやらせることにしました。
その日に教えたことをそのまま使えばできる問題を・・・
さらにいくつかの宿題も出しました。 簡単にできる、というイメージがついたので 嫌がることなくやってくる様になりました。
その習慣がついてから Dさんの成績は徐々に向上を始めました。
恥ずかしながら 私はそこで家庭学習の大切さに気が付いたのです。
塾に通わせていればできるようになる。 絶対、そんなことは無いのです。
自分の授業は宿題なんて出さなくても成績が上がる という先生がいるかも知れませんが そういう授業が本当にあるのなら見てみたい。
素人に野球を教えるとき 打ち方をレクチャーしたら 急に打てるようになる そう言っている様なものだと思うからです。
練習することなく皆が打てるようになる指導があるなら それはどうしても知りたい。
私はそれはありえないと思うから 「わかること」と「できること」は違うと信じています。
Dさんに「できること」を意識して指導したら 成績が向上し始めたときを思い出して・・・
|
|
|
|
|
|