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諸葛正弥の教育論
教育に関する持論や新しい教育のあり方について、教師として、または保護者として、様々な切り口でお話します。(元タイトル:子どもの才能を伸ばす教育を)
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勉強時間は長ければ良いのではない
以前に書いた記事
「【0013】反復学習の力」の中で、

真の技能を身に付けるには約1万時間の練習が必要

という話を取り上げました。

しかし、
そうすると、勉強時間が長いほど良い、
という勘違いが生まれます。

勉強に取り組む時間が長い方が良い、
というのは分かりますが、
机に向かっている時間がいくら長くても効果はありません。

そのときの記事でも書いてありますが、
あくまでも、
「熱心に努力をするか」
という点が重要で、ダラダラと取り組むことは、
その中に含まれていない、と考えた方が良いのです。


音楽やスポーツなどは
ダラダラでも、最終的に自分でやらなければならないものです。
ダラダラに見えても、嫌々に見えても、
何かしら身につくものがありそうです。

しかし勉強は、ダラダラ行い、
できないことを棚上げにし、
散々、親子で揉めた挙句、仕方ないから
教えてあげることで決着させる。
そして、子どもは自分ではやらずに
答えを教えてもらって、
「次はできるように覚えておきなさい」
と注意を受ける時間をやり過ごせば済む。

さあ、このやり取りの中に、
子ども自身が自分で取り組んで、何かを身につける時間が
どれくらいあったでしょうか。

実技系の習い事は、
自分がやることが前提であり、
やらなければ先に進まない。

でも勉強は
自分がやらなくても、
教わるだけで受け身の時間でも
勉強をした気分になる。

その違いはとても大きいです。


本当に勉強をできるようにしたい、
実力を身につけさせたい、と思うのであれば、
「わかる」と「できる」を区別し、
「できる」になるための時間をいかに確保するのか、
という点にこだわるのが良いでしょう。

教えたなら、
必ず自力で解く時間をつくる。

むしろその時間を多く確保して、
教えてもらっても、できるようにならなければ意味がない、
という意識を高めていってはいかがでしょうか。

■目次
 ・1.子どもの気持ち  ・・・子どもの心理に関するコラムです
 ・2.やらない子の習慣・・・勉強をしない子の傾向から背景を分析します
 ・3.学ぶ習慣づくり  ・・・学ぶ習慣をどのようにつくるのかという課題を取り上げたコラムです
 ・4.塾選び       ・・・塾選びに関するコラムです


■お子様の学習に関するお悩みをお伺いします
  ・ 「保護者向け個別相談」受付中
  ・ 「保護者のスキル」セミナー(現在企画中) 

■学習教室「出師塾」
  ・ 私が運営する学習教室「出師塾」のページです
    ⇒各学年、定員5名の少人数な学習教室です。(小中学生を対象)
いつになったら真剣にやるのか
中学受験の指導をしていると、
なかなか本気で取り組まず、
いつまで経っても、ごまかしたり、さぼったり、
逃げたり、という子がいるものです。

保護者は焦り、
子どもを叱るが、反抗期なのか、
逆ギレ、または無視・・・

叱られても、
次の授業ではまた同じことを繰り返す。


そんな場合に、
どうしたら良いですか?

とよく聞かれます。
ですが、結論を言うなら、
どうにもなりません。

身も蓋もありませんが、
どれだけ叱ったところで、
本人が自覚をしない限り、
叱られている時間をやり過ごせば良い、
このペナルティを超えれば解放される、
という意識が先行し、結局、同じことを繰り返します。

本人が自覚をして
本気で取り組むまで、
叱り続け、現実を突きつけ、
すべき事を伝えはするけれど、
最終的にやるのは結局、本人です。

親が、先生が、
いくら何を言ったところで、
本人が真剣にならないなら、どうしようもない。


本気にさせる、自覚をさせる「魔法の言葉」が
あるのなら、こんなに楽なことはありませんが、
残念ながら、そんなものは存在しません。

言うべきことは言った、
それなら後は、腹をくくって待つしかない、
それが現実です。

それで入試に間に合わない、
そういうこともあるでしょう。

中学受験が全てとは限りませんし、
本人が自覚をしないのに、
ハードルだけかけても、
それを超えるのではなく、いかに回避するか、
を考えようとするだけでしょう。

誰のための受験なのか、
という観点に立てば、
本人がやらないのに、受験をさせても意味がない、
要はその時期の、その子の精神的な成熟に、
受験が合わなかったということでもあるのです。


追記(2013年10月5日)

ほんの少し補足です。

だから、塾の先生はあの手この手で、
生徒をやる気にさせるための工夫をするのです。

相手は生身の人間ですから、
何をすれば当たるのかはいつも違いますので、
体当たりでやるしかないのですが…

それが、いわゆる熱意として、
見えるものなのかな、と思います。


当然、学校の先生も同じように、
日々、努力をしています。

いつか、当たることを信じて。


■目次
 ・1.子どもの気持ち  ・・・子どもの心理に関するコラムです
 ・2.やらない子の習慣・・・勉強をしない子の傾向から背景を分析します
 ・3.学ぶ習慣づくり  ・・・学ぶ習慣をどのようにつくるのかという課題を取り上げたコラムです
 ・4.塾選び       ・・・塾選びに関するコラムです


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頑固で歩み寄れない子ども
親子の間で、
言い争いや反抗はよく聞く話です。

いわゆる反抗期と呼ばれる時期になると、
保護者の言葉にいちいち反発し、
そして、会話にもならず、感情的にシャットアウトされてしまう。

そんなケースは珍しくありません。


ですが、
その時期は理性的な部分と感情の部分のバランスが
上手くコントロールできず、
「内心、わかっちゃいるけど」
「でも、言うことを聞くのは嫌なんだ」
という状態になって葛藤をしている時期とも言えます。


ですから、
無視したり、反抗するからといって
本当に何もわかろうとしていない、という訳ではありません。

それを素直に受け入れてしまったら、
自分の育てようとしている自立心がへし折られるような、
負けて屈してしまうかのような錯覚に陥っているのです。


だから、
理屈では分かってはいるのです。
聞いてもいるのです。

けど、親が言うから受け入れられない。
ただ、それだけなのです。



ですから
その時期の子どもは
とても頑固で、意固地で、歩み寄ることなどできません。

そこで、子どもが歩み寄ってくることを
求めてもなかなか解決しませんし、
子どもの側から大人へ歩み寄る、というのは
非常に難しいことです。


そこで、
大人も子どもと同じように感情的に
手を差し伸べることを止めてしまったら、
もう妥協点は見出せません。

だから大人は
反抗されても、逆切れされても、
言うべきことは良い、その上で手を差し伸べ続けて
あげることが必要なのです。


気付きの種まきをするために、
そして、いずれ子どもの心が溶け、
自覚ある行動ができるようになった瞬間を逃さないために。


■目次
 ・1.子どもの気持ち  ・・・子どもの心理に関するコラムです
 ・2.やらない子の習慣・・・勉強をしない子の傾向から背景を分析します
 ・3.学ぶ習慣づくり  ・・・学ぶ習慣をどのようにつくるのかという課題を取り上げたコラムです
 ・4.塾選び       ・・・塾選びに関するコラムです


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自律した習慣を身につけるには
子どもに、自分で考え、行動する、
という自律した行動ができるようになって欲しい、
というのは誰もが思うことでしょう。


しかし、なかなかそれは実現しない。
単なる理想論、と思われるかも知れません。

けれども家族の距離感を変えることで、
自然と身についていくものなのです。

それは、学習でも、遊びでも、
部屋に閉じこもって行なわせるのではなく、
家族の生活の中でお互いに気配りをしながら
行なうようにすることです。

お互いが今、何をしているのか、を見て
何をして良くて、何をしては良くないのか、
それを日常的に考えて行動する・・・

もちろん、
過渡期において、
喧嘩もあるでしょう、トラブルもあるでしょう。
けれど、そうした軋轢を通じてこそ、
お互いの距離感を学び、尊重し合う関係が作れるのです。

その中で、
TPOに合わせ、自分がどう動くべきかを知り、
衝動的に、好き勝手に行動するのではなく、
理性的に、自律をした判断で行動を起こす習慣が
少しずつ身についていきます。

それに
家族間での生活におけるトラブルにすら向き合えないのに、
社会に出てから他人とのトラブルには向き合って解決策を
見出せる、などという都合の良い話にはならないことは明白です。

要は、
家族同士の距離感が一定以上に近づいてきたとき、
生じる干渉やトラブルがあるからこそ、
自らを律し、上手く関係を構築しようとする
必要性を実感できるため、成長していくのだと思うのです。


では、いかに家族の距離感を縮めていくのか。
その第一歩が、リビング学習だと思うのです。

正しくは、「ダイニング学習」だと思っているのですが・・・

学習の場を子ども部屋からダイニングに移していきませんか。



■目次
 ・1.子どもの気持ち  ・・・子どもの心理に関するコラムです
 ・2.やらない子の習慣・・・勉強をしない子の傾向から背景を分析します
 ・3.学ぶ習慣づくり  ・・・学ぶ習慣をどのようにつくるのかという課題を取り上げたコラムです
 ・4.塾選び       ・・・塾選びに関するコラムです


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勉強が続かない子ども
勉強を始めても長続きしない、
ということはとてもよくあることです。

様々な要素があり、
これまでも、いくつかの原因について
お話をしてきました。
■以下、過去の記事です。
勉強をしない子どもの気持ち1
勉強をしない子どもの気持ち2
机に向かっているのに勉強をしないのは


以上のような原因だけでなく、
実に様々な要因があり、一概にこれだから勉強しないのだ、
という限定は難しいのは間違いありません。

いずれにせよ、
子どもの様子をしっかり観察し、
どこに「やる気」になるきっかけが眠っているのか
根気強く探していくことが必要なのでしょう。

さて、今回は
保護者の発する言葉についてお話しようと思います。


子どもが一人で勉強を続けるために
何より必要なものが、「自信」です。

自分にはできる、と思える力が
難しい課題も乗り越えて、勉強を継続していくための
原動力と言えます。

ですから、
目に見える結果だけを追いかけて

「あなたはダメだ」

と感じるメッセージを繰り返し受け続けると、
困難にぶつかったとき、
心の中にその時の声が響き、
「どうせやっても・・・」
と、心が折れてしまいます。

何を情けない

と言うかも知れませんが、
ダメだ、というメッセージを受け続け、
自信もないのに、できるか分からない課題に取り組んで
まるでゴールの見えないマラソンのような作業を
続けることができるでしょうか。

そうしたマイナスのメッセージを
跳ね返すことができるのは、
自分にある程度、自信があり、「やってやる」と思えるだけの
精神的な成熟があってこそ、です。


ですから、
子どもの心の中にプラスに響く、
自信を与えるメッセージをかける習慣をつくりましょう。

そうした心の中に響く声を「無意識の声」と呼んでいますが、
これはプラスにもマイナスにも作用するものです。

苦しい時に、一人で立ち向かっていると
心の中に響いてくる、内なる声であり、
それは日頃からかけられている言葉であることが多いものです。

そこで、
「あなたにはできるようになる力がある」と感じられる
メッセージが響いてきたなら・・・

子どもにとってどれだけの自信になり、
支えになるか分かりません。


一過性の結果に振り回され、
子どものマイナスの「無意識の声」が響くことがないように、
見守る大人の言葉にも気を配っていきたいものです。





■目次
 ・1.子どもの気持ち  ・・・子どもの心理に関するコラムです
 ・2.やらない子の習慣・・・勉強をしない子の傾向から背景を分析します
 ・3.学ぶ習慣づくり  ・・・学ぶ習慣をどのようにつくるのかという課題を取り上げたコラムです
 ・4.塾選び       ・・・塾選びに関するコラムです


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